AF-S DX VR Zoom-Nikkor 18-200mm f/3.5-5.6G IF-ED:ニコン(nikon)

現在表示しているページ
ホーム > カメラ・レンズ > レンズ > ニコン > AF-S DX VR Zoom-Nikkor 18-200mm f/3.5-5.6G IF-ED

AF-S DX VR Zoom-Nikkor 18-200mm f/3.5-5.6G IF-EDのレビュー・撮影記

もっと見る

AF-S DX VR Zoom-Nikkor 18-200mm f/3.5-5.6G IF-EDのGANREFマガジン最新記事

ニコンVR対シグマOS 高倍率手ぶれ補正対決

モーター内蔵レンズのみにAFが対応するD40Xを使い、ニコン純正と非ニコン純正の手ぶれ補正機構付きレンズの手ぶれ補正テストの結果を含め、総合的に勝者を決める! 

公開日: 2009年08月06日

AF-S DX VR Zoom-Nikkor 18-200mm f/3.5-5.6G IF-EDの掲示板

もっと見る

気になる機材に追加する

気になる機材に登録されましたみんなはこの機材についてどう感じてる?
掲示板をチェック&書き込みをしよう

この機材が気になる人: 10
持っている機材に追加する

持っている機材に登録されましたみんなの悩みや迷いをあなたが解決!
購入の決め手になった特徴・魅力を書き込んで
機材仲間を増やそう

この機材を持っている人: 998

AF-S DX VR Zoom-Nikkor 18-200mm f/3.5-5.6G IF-EDの新着写真

AF-S DX VR Zoom-Nikkor 18-200mm f/3.5-5.6G IF-EDのマガジン記事

ニコンVR対シグマOS 高倍率手ぶれ補正対決

公開日: 2009年08月06日

一般的に手ぶれ補正機構付きレンズの高い効果はよく知られたところだが、高価なことが多く、なかなか購入に踏み切れないことも多い。しかし、最近は手ごろな価格の製品が登場してきた。今回のテストはモーター内蔵レンズのみにAFが対応するD40Xを使い、手ぶれ補正テストの結果を含め、総合的に勝者を決める!

写真・文:高橋良輔(通称:カメ高)

 

ニコン純正と非ニコン純正、人気焦点域で真っ向勝負

 2007年秋、多くの新機種登場に沸くデジタル一眼レフとともに、レンズを作るメーカーは新製品投入に忙しかった。トレンドはズバリ“手ぶれ補正機構” であり、シグマは独自のOS(OPTICAL STABILIZER)機構を搭載した、18-200mm F3.5-6.3 DC OS HSMを市場投入した。すでに主要レンズの超音波化を着々と実施している同社にとって、次の一手は手ぶれ補正機構付きレンズだ。カメラボディ内で手ぶれを補正するメーカーは多いが、デジタル一眼レフ市場で大きなシェアをもつニコンとキヤノンはレンズで補正する方法をとっている。その大きなマーケットをほかのレンズメーカーは見逃さないだろう。これまで手ぶれ補正機構搭載レンズは純正市場といわれるいわば聖域であった。そこにシグマ 18-200mm F3.5-6.3 DC OS HSMがどう食い込むのかが今回のテストの見どころだ。

ニコン VS シグマ

AF-S DX VR Zoom-Nikkor ED 18-200mm F3.5-5.6G(IF)
ニコンの第2世代手ぶれ補正機構である「VR Ⅱ」を搭載した人気レンズ。2005年12月の発売以来高い人気を保ち、某大手量販店の通信販売ではひとり1本の販売制限がかけられているほどで、ニコン製レンズでも人気ナンバーワン
◎標準価格:110,250円
◎実勢価格:88,000円台後半
◎発売時期:2005年12月
18-200mm F3.5-6.3 DC OS HSM
独自の手ぶれ補正機構OSを搭載している。これはレンズ内のふたつのセンサーがカメラの上下左右の揺れを検出するしくみ。この焦点距離には手ぶれ補正機構のない旧タイプも存在しているが、レンズ構成は大幅に変わっている
◎標準価格:82,950円
◎実勢価格:69,000円台後半
◎発売時期:2007年8月

レンズ繰り出し時

ニコン レンズ繰り出し時
スムーズなトルク感で繰り出せるものの、使い込んでいくと自重で伸びてしまうこともある。しかしズーム比のわりには比較的コンパクトであり、シグマ製よりも5mmほど短い。また収納時には約95mmになり、ぱっと見ではこれが約11倍の高倍率レンズとは思えないほど
シグマ レンズ繰り出し時
収納時にはそれほどの長さではないが、望遠時には約1.7倍程度に伸びる。鏡胴部は3段式だが、インナーフォーカス式のため前玉部の回転はない。シグマ製らしくレンズの自重による伸長を防ぐズームロック機構があるが、しっかりとした剛性感があるので心配は無用

レンズ構成図

ニコン レンズ構成図
非球面レンズEDガラス
レンズ構成12群16枚
最短撮影距離50cm
最大撮影倍率0.22倍
フィルター径φ72mm
最大径×全長φ77×96.5mm
重さ560g
シグマ レンズ構成図
非球面レンズSLDガラス
レンズ構成13群18枚
最短撮影距離45cm
最大撮影倍率0.26倍
フィルター径φ72mm
最大径×全長φ79×97.5mm
重さ610g

MTF曲線

ニコン MTF曲線
※S:放射方向、M:同心方向
※グラフの縦軸はコントラスト、横軸は画面中心からの距離(単位:mm)を表しています

18mm、200mmともこのクラスのレンズとしては曲線が整ってきれいだ。とくに広角側の曲線特性はとても高倍率ズームとは思えない
シグマ MTF曲線
※S:放射方向、M:同心方向
※グラフの縦軸はコントラスト、横軸は画面中心からの距離(単位:mm)を表しています

旧型の18-200mm F3.5-6.3とは曲線特性が異なっている。とくに望遠側での数値改善がめざましく、実写でも大きく期待がもてる
 

レンズよもやま話

D40Xはモーター内蔵のAF-S・AF-Iニッコールレンズを装着時にのみAF撮影が可能だ。AFニッコール系レンズではAF撮影はできない。

デジタルカメラマガジン2007年11月号掲載

参考になった: 26

この記事のURL:https://ganref.jp/items/lens/nikon/108#imp_277

AF-S DX VR Zoom-Nikkor 18-200mm f/3.5-5.6G IF-EDのマガジン記事

Nikon ニコン AF-S DX VR Zoom-Nikkor ED 18-200mm F3.5-5.6G(IF)

公開日: 2009年07月06日

ニコン D200

標準域の高倍率ズームに
手ぶれ補正機構が付いた
常用できる万能レンズ

D200とほぼ同じ時期に発売された、VR 18-200mm。ニコンユーザーが待ちに待っていたレンズだけあって人気抜群。実力も人気と同じくらい抜群か試してみた。

レポート:河田一規

 

これさえあれば、ほかにいらない。実用性抜群の高倍率ズームレンズ

 D200と同時に発売されたAF-S DX VR Zoom-Nikkor ED 18-200mm F3.5-5.6G(IF)はかなり魅力的なスペックを持ったレンズだ。もともとこの焦点域の超高倍率ズームは人気があって、すでにシグマやタムロンからも発売されているけれど、ニコンのは望遠側の開放F値がシグマ、タムロンより1/3段ほど明るく、なおかつ手ぶれ補正機構付きということで、まさに鬼に金棒ともいえる存在感を放っているわけである。
 これまで超高倍率ズームというのはサードパーティの専売特許みたいな雰囲気があって、たまに純正品が発売されても、なんとなくサードパーティのOEMみたいなものが多かった。ところが、今度のVR 18-200mmはいかにもニコン製という雰囲気だし、超音波モーターによるAF駆動や、新しく開発された手ぶれ補正機構により補正効果が従来の3段から4段分に向上しているなど、オリジナリティの点でも純正レンズとしての魅力が大きい。ある意味、カメラメーカーが本腰を入れて作った、はじめての超高倍率ズームではないだろうか。
 さっそく使ってみたが、さすがに実用性はメチャクチャ高い。従来の高倍率ズームの場合、望遠側では手ぶれを警戒してほとんどのシーンを絞り開放で撮影することが多かったが、強力な手ぶれ補正機構を搭載しているこのレンズなら、望遠側でも必要に応じて躊躇することなく絞り込めるのである。実際の手ぶれ補正効果もかなり優秀で、望遠側で撮影したカットも手ぶれによる画像劣化はほとんど発生しなかった。
 ただ、手ぶれ補正ユニットが起動するときのカチッという音や、動作中のうなり音は少し気になった。あと、レンズメーカーの高倍率ズームではおなじみのズームロック機構が搭載されていないのは自重落下しない自信があるのかと思ったが、携帯時にはやっぱり前玉鏡枠が伸びて勝手に望遠側へズームしてしまった。もしかすると、とっさのシャッターチャンスを逃さないよう、あえてロックをつけなかったのかもしれないが、そうであれば自重落下しないようズームトルクはもう少し重めのほうがいいと思う。
 肝心の写りのほうも水準以上である。シグマ、タムロンとの比較撮影では画面中央部の解像感こそ両レンズにはわずかに及ばない印象だが、中央部以外の画質はニコンが明らかに上回る。つまり、画面内の画像均質度が高いということである。ニコンは超高倍率レンズに関しては製品化実績が少ないため、もしかすると豊富な高倍率開発ノウハウを持つレンズメーカー製の画質を上回れないのでは?と思ったが、この結果は立派である。もちろん、シャープネスや解像感だけでレンズの評価が決まるわけではないし、あくまでも画質を追求するなら別の選択肢もあるだろう。抜群の利便性を備えた機動力の高さこそこのレンズの信条なのだ。

ニコン、シグマ、タムロンの18-200mmの広角側での描写比較

>AF-S DX VR Zoom-Nikkor ED 18-200mm F3.5-5.6G(IF)
ニコン
AF-S DX VR Zoom-Nikkor ED 18-200mm F3.5-5.6G(IF)
18-200mm F3.5-6.3 DC
シグマ
18-200mm F3.5-6.3 DC
AF18-200mm F/3.5-6.3 XR Di Ⅱ LD Aspherical [IF] MACRO
タムロン
AF18-200mm F/3.5-6.3 XR Di Ⅱ LD ASPHERICAL [IF] MACRO
 

ニコン D200/マニュアル露出(F5.6、1/500秒)/WB:オート/ISO 200
画面中央部に関してはサードパーティ製がニコンより解像しているが、シグマ、タムロンが周辺部へ向かうにしたがって画質劣化していくのに対し、ニコンはそれがなく、画面全体で均質な画質を実現している

 
撮影カメラ:ニコン D200

ニコン D200/絞り優先AE(F11、1/125秒)/露出補正:-0.7EV/WB:太陽光/ISO 200/RAW
このように微妙に奥行きがある被写体を望遠側で撮影するときでも、安心して絞り込めるのは強力な手ぶれ補正機構のおかげ。羽の質感などもよく描写されている

 

レンズ構成図

レンズ構成図

スペック

レンズ構成 12群16枚
最短撮影距離 0.5m
フィルター径 φ72mm
大きさ φ77(最大径)×96.5(長さ)mm
重さ 560g
標準価格 110,250円
実勢価格 88,200円前後

MTF曲線

MTF曲線

デジタルカメラマガジン2006年2月号掲載

参考になった: 7

この記事のURL:https://ganref.jp/items/lens/nikon/108#imp_250

AF-S DX VR Zoom-Nikkor 18-200mm f/3.5-5.6G IF-EDのマガジン記事

ニコン D80ユーザーはどちらを買うべきか?

公開日: 2009年06月01日

ニコン D80のレンズキットにはAF-S DX Zoom-Nikkor ED 18-135mm F3.5-5.6G(IF)(以下18-135mm)が付属する。しかし、VR付きでさらに広い焦点距離をカバーするAF-S DX VR Zoom-Nikkor ED 18-200mm F3.5-5.6G(IF)(以下18-200mm)の存在はおおいに気になる。そこでこの2本のレンズを徹底検証する。

写真・文:高橋良輔(通称:カメ高)

 

プラス39,000円の意義をどこで見いだすかがカギに

 2006年9月に発売となったニコン D80は、ご存じのように2種類のレンズキットとボディ単体で販売されている。レンズキットに含まれる18-135mmは2006年12月まで単体での発売はなく、2006年10月現在入手できる手段はキットで購入する以外に道はない。しかし、ニコンにはもう1本、18-200mmという高倍率ズームが存在し、どうせならこちらを入手してD80ライフを始めようと考える人もいるだろう。価格差では18-200mmとD80の組み合わせのほうが高くなり、実勢価格ベースで39,000円前後の開きがある。しかし18-135mmではなく、18-200mmを買おうという考え方にもおおいに共感できる。両者の最大の違いは望遠側のプラス65mm分と、手ぶれ補正機構の有無。実撮影画角は35mm判換算で18-135mmが27-202mm相当、18-200mmが27-300mm相当となる。では対決を見てみよう。

ニコン VS ニコン

ニコン AF-S DX Zoom-Nikkor ED 18-135mm F3.5-5.6G(IF)
日常、撮影する被写体をほぼカバーする、約7.5倍の高倍率ズーム。円形絞りを採用するなどクオリティも重視。約385gと軽量ながら小型超音波モーター(SWM)を搭載する。新世代の標準ズームとしても注目度大
◎標準価格:61,950円
◎実勢価格:49,000円前後予定
◎発売予定:2006年12月
http://www.nikon.co.jp/
ニコン AF-S DX VR Zoom-Nikkor ED 18-200mm F3.5-5.6G(IF)
最新型の手ぶれ補正機構VRⅡを搭載する高倍率ズームの決定版。発売以来大人気で、店頭在庫は常に少ない。約11倍のズーム比がありながら長さは約96.5mmとコンパクト。また最短撮影距離はズーム全域で0.5mを実現した
◎標準価格:110,250円
◎実勢価格:88,000円前後
◎発売時期:2005年12月
http://www.nikon.co.jp/

レンズ繰り出し時

ニコン レンズ繰り出し時
距離指標は省かれ、筐体の外観はシンプルだ。繰り出し量がもっとも大きいのは望遠端で、約145mm(マウント面まで)と広角端の約2倍になる。フォーカシングによる全長の変化はない
ニコン レンズ繰り出し時
もっとも長く伸びるのは200mm側で、約160mm(マウント面まで)だ。フォーカシングによる全長の変化はない。レンズエレメントが移動するので最大繰り出し時にはややフロントが重い

レンズ構成図

ニコン レンズ構成図
非球面レンズEDガラス
レンズ構成13群15枚
最短撮影距離0.45m
最大撮影倍率1/4.2倍
フィルター径φ67mm
最大径×全長φ73.5×86.5mm
重さ約385g
ニコン レンズ構成図
非球面レンズEDガラス
レンズ構成12群16枚
最短撮影距離0.5m
最大撮影倍率1/4.5倍
フィルター径φ72mm
最大径×全長φ77×96.5mm
重さ約560g

MTF曲線

ニコン MTF曲線
※S:放射方向、M:同心方向
※グラフの縦軸はコントラスト、横軸は画面中心からの距離(単位:mm)を表しています

ワイドの30本/mmの曲線がやや波打つが、実用性を表す10本/mmの数値は上々だろう。望遠側はそれなりにぼけも期待できそうだ
ニコン MTF曲線
※S:放射方向、M:同心方向
※グラフの縦軸はコントラスト、横軸は画面中心からの距離(単位:mm)を表しています

ワイドとテレともに10本/mmの曲線のそろいはよく、コントラストは良好。テレでは30本/mmの曲線が低くなるが、問題ではない
 

レンズよもやま話

ケラレとはフードの先端やフィルター枠などによって、入射する光の一部が遮られる現象。英語での光学用語には口径食と区別はなく、すべてvignettingとして表記される。

デジタルカメラマガジン2006年11月号掲載

解像力チャートテスト レンズの資質をテストチャートでひも解く

ニコン AF-S DX Zoom-Nikkor ED 18-135mm F3.5-5.6G(IF) ニコン AF-S DX VR Zoom-Nikkor ED 18-200mm F3.5-5.6G(IF)
ニコン 解像力チャート 望遠側では開放ですでに十分な解像力が得られており、F8まで絞る意味は大きくない。広角側でも画面中央部は開放ですでに実用上問題ない解像力があるが、望遠側とは異なり、絞り込むことで周辺の画質は安定してくる ニコン 解像力チャート 18-135mmと同様に広角端では開放でも高い解像力がある。F8まで絞るとコントラストは上昇するが、色収差は改善されない。望遠側でもその傾向は同様だ。200mm側では絞り込むことでさらに解像力は上がった
18mm F3.5 18mm F3.5 18mm F3.5 18mm F3.5
135mm F5.6 135mm F5.6 135mm F5.6 135mm F5.6
200mm F5.6 200mm F5.6
18mm F8 18mm F8 18mm F8 18mm F8
135mm F8 135mm F8 135mm F8 135mm F8
200mm F8 200mm F8

広角側はともに色収差に注意! 望遠側の描写は互角の争い

 ともに広角端では樽型の、また望遠端では糸巻き型の歪みが発生している。実写への影響を考えると広角側がやや気になるところで、歪みそのものは18-200mmのほうがやや大きい印象をもつ。また広角側ではともに倍率色収差による縁どりが画面の周辺域で確認できるが、その発生量はほぼ同じレベルとみていいだろう。望遠側(135mm)での倍率色収差の残存率では、18-200mmと比較して18-135mmのほうがやや大きい。ちなみに18-200mmの135mm時と200mm時の比較においては、倍率色収差の残存率は135mm時がむしろ有利で、相対的な解像力でも135mm時が200mm時をやや上回る。同じ135mm時点での解像力比較では、18-135mmのほうがコントラストもあり、細かな部分まで明瞭な印象がある。しかしその差は僅差でもあり、甲乙をつけられるレベルには至っていない。実勢価格が安い18-135mmの随所での健闘ぶりには光るものがある。

チャートの読み方

レンズの歪みはそれぞれの水平・垂直線で、また解像力は全13カ所の四角いテストパターンで読み解く。テストパターンは斜め方向45度に傾きがつけられており、ローパスフィルターの角度を考慮しているため、目視しやすいほうをそれぞれ選ぶ。テストパターンの大きさはもっとも大きなもので600万画素の平均的な解像力を、またもっとも小さいものが2,000万画素での解像力限界を示す。ただしレンズ評価の場合にはあくまで客観的な指標として使用している。

チャート制作:小山壮二

逆光での実写テスト 激しい光にどこまで耐えられるのか

ニコン AF-S DX Zoom-Nikkor ED 18-135mm F3.5-5.6G(IF) ニコン AF-S DX VR Zoom-Nikkor ED 18-200mm F3.5-5.6G(IF)
撮影:ニコン AF-S DX Zoom-Nikkor ED 18-135mm F3.5-5.6G(IF) 50mm付近F9で撮影
画面全域には広がってはいないが、ややフレアっぽい画質だ。光源の位置と向きには気をつけて撮影したい。とくに日中屋外でのフレアは撮影時には気づきにくい
撮影:ニコン AF-S DX VR Zoom-Nikkor ED 18-200mm F3.5-5.6G(IF) 50mm付近F9で撮影
逆光の影響はゴーストが主体だ。18-135mmよりも確認はしやすいものの、撮影時の配慮は怠りなきように。テストでもゴーストが発生している様子がわかる

ともに逆光にはやや弱い。撮影時に工夫が必要に

 光源付近のフレアは、18-135mmのほうが多めだが、ゴーストの発生率では18-200mmのほうがやや高い。18-200mmでは光源の横と被写体付近に薄いゴーストが発生している。しかしともに逆光に対しては、それほど強い耐性があるというイメージはなく、光源の向きと強さによっては、さらに大きく発生するシーンもあった。双方とも複雑なレンズ構成であるため、撮影段階で光源の向きと強さには十分注意する必要があるだろう。
 逆光テストでは、18-135mmがやや有利だが大差はない。また、デジタルカメラの場合、逆光の弊害でやっかいなものは撮像素子からの反射だが、フレアーなどの発生ぐあいからみるとこの2本は撮像素子の干渉はないようだ。

レンズよもやま話

多くの収差は絞り込むことによって低減できるが、画像の歪みをともなう歪曲収差は絞り込みで改善されることはない。光学的には凸レンズと凹レンズを適切に組み合わせて補正する。

デジタルカメラマガジン2006年11月号掲載

ぼけぐあいテスト きれいに背景をぼかす資質を探る

ニコン AF-S DX Zoom-Nikkor ED 18-135mm F3.5-5.6G(IF) ニコン AF-S DX VR Zoom-Nikkor ED 18-200mm F3.5-5.6G(IF)
撮影:ニコン AF-S DX Zoom-Nikkor ED 18-135mm F3.5-5.6G(IF) レンズの鏡胴内部の構造により、光源に欠けが生じている。この口径食は絞りによって解消されていくが、絞り羽根が作る形状にややなめらかさが欠けるこのレンズでは、それもあまり有効な手段とはいえないだろう 撮影:ニコン AF-S DX VR Zoom-Nikkor ED 18-200mm F3.5-5.6G(IF) パーフェクトな描写ではないが、光源の歪み、描写とも比較的整っているだろう。ぼけを語られることが少ない高倍率ズームだが、実用上問題のない描写となるはずだ。絞り羽根の動き、形状などにていねいさがある

光源の歪みカタチとも18-200mmがわずかに有利

 ともに7枚羽根の絞りを採用しているが、羽根の形状と重なりぐあいにやや差がある。ほぼ円形の形状を維持して開閉する18-200mmと比較して、18-135mmでは絞り値によっては絞り羽根の重なりに角が生じるためか、開放時にもその影響が残る。しかし実写ではそのことよりも口径食の影響が目立ち、18-135mmでは周辺部の光源の歪みがやや大きい。その点、18-200mmは高倍率ズームのぼけとしてはきれいにまとまり、良好な描写を見せている。作例は公平を期すため135mmで撮影。絞り値はF5.6を使用している。18-200mmはさらに焦点距離を活かした200mm側でのぼけにも期待でき、まだまだポテンシャルを引き出せるはずだ。

最短撮影距離テスト 実写比較で最大撮影倍率を比較する

ニコン AF-S DX Zoom-Nikkor ED 18-135mm F3.5-5.6G(IF) ニコン AF-S DX VR Zoom-Nikkor ED 18-200mm F3.5-5.6G(IF)
撮影:ニコン AF-S DX Zoom-Nikkor ED 18-135mm F3.5-5.6G(IF) 撮影:ニコン AF-S DX VR Zoom-Nikkor ED 18-200mm F3.5-5.6G(IF)

スペックは異なっても写しとれる範囲は同一

 スペックでの比較では、18-200mmがズーム全域での最短撮影距離は0.5m。対する18-135mmはズーム全域で0.45mと数値的には18-135mmのほうが寄れる計算だ。しかし焦点距離に65mmの差があるため、最大撮影倍率はどうなるのかがポイント。テストの結果では最望遠側での実写画像はほぼ同一。

AFスピードテスト どちらが早くピントを合わせられるか

ニコン AF-S DX Zoom-Nikkor ED 18-135mm F3.5-5.6G(IF) 約1.11秒
ニコン AF-S DX VR Zoom-Nikkor ED 18-200mm F3.5-5.6G(IF) 約0.62秒

レンズ駆動にはともに小型超音波モーター(SWM)を搭載するが、歴然とした差がついている。ともに最短撮影距離からAFを動作させて実写計測したものだが、あきらかに18-200mmのほうが動きが速く、かつスムーズだった。動体撮影などで差がつくことだろう

計測方法

秒針がなめらかに動く時計を利用。秒針が12時の位置に到達したと同時にAFを駆動させて実写。その1枚目が記録されるまでの時間を計測し、10回の平均値を出した。

質感・使用感テスト 実際に手にとって気になる各部をチェックする

質感・使用感テスト
ピントリング タッチ感には大きな差はないものの、ピントリングの回転量は18-135mmのほうが多い。また18-200mmにはある距離指標が18-135mmでは省略されており、MFでの使用にはあまり配慮はされていない。随所に価格分の差が見いだせる。
フィット感 18-135mmは67mm、18-200mmは72mmとフィルター径の差が示すように、18-200mmがひと回り太い印象。また繰り出し時には18-200mmはややフロントヘビーとなるきらいもある。D80とのフィット感では、18-135mmがベストマッチだろう。
フォーカス切り替え ともに超音波モーターによる駆動方式のため、フルタイムでAFとMFの切り替えが可能だ。スイッチ関連は誤操作防止の観点からか、かなり固めとなっている。18-200mmはVR関連のスイッチも同位置にあるため、しっかりと確認して操作をしたい。

レンズよもやま話

超音波モーターの歴史は古く1986年の12月、世界初の超音波モーター第1号が新生工業という会社から発売されていた。カメラ以外にも衛星受信装置や自動車のハンドル部などに用いられている。

デジタルカメラマガジン2006年11月号掲載

カメ高のオレならこう使う!

ニコン AF-S DX Zoom-Nikkor ED 18-135mm F3.5-5.6G(IF)

撮影:ニコン AF-S DX Zoom-Nikkor ED 18-135mm F3.5-5.6G(IF)

ふだん使いの身軽さで身近な被写体をマクロで撮影する

 常用ズームとして堅実な性能をもつ18-135mmは、欠点が見つからないくらいよくまとまった1本だ。引いてよし寄ってよしだが、常用ズームの平均点を超えるマクロ機能も、忘れてはならないポイントだ。やはり望遠側の焦点距離が効き、50mmや70mmクラスのものとは背景のぼけ量と歪みの少なさは別格だ。テーブル上の被写体も立ち上がらずに座って撮れるため、スローシャッターにも意外に強い。

◆撮影データ
撮影地神奈川県横浜市
使用カメラニコン D80
撮影モード絞り優先AE
絞りF5.6
シャッター速度1/50秒
ISO感度200
ホワイトバランス晴天
撮影画質RAW
 

ニコン AF-S DX VR Zoom-Nikkor ED 18-200mm F3.5-5.6G(IF)

撮影:ニコン AF-S DX VR Zoom-Nikkor ED 18-200mm F3.5-5.6G(IF)

これ1本ですべてがOK
三脚を持ち出さずに気ままにスナップを

 VRⅡの効きめはやはり本物で、1/5秒のシャッター速度がもはや怖くもなんともない。三脚を持ち出さないことで撮影の装備もグンと身軽になり、1日歩いても疲れが違うのは驚きだ。また画質的にも問題なく、F5.6で天井のレリーフまで完璧に描写することができた。

VR機構
VR機構のスイッチはレンズの側面にある。特別なことがない限りオンで撮影しよう

◆撮影データ
撮影地神奈川県横浜市
使用カメラニコン D80
撮影モード絞り優先AE
絞りF5.6
シャッター速度1/5秒
ISO感度200
ホワイトバランス晴天
撮影画質RAW
 

結論!オレならここは18-200mmを選ぶ

ニコンが誇る傑作レンズ。これを使わずしてなんとしよう

 ことレンズに関しては「ほしいと思ったら、即!入手すべし」それが筆者の持論だ。今回はなかなか勝負がつかず、一進一退の戦いが繰り広げられたが、やはり最後は18-200mmが栄冠を勝ち取った。光学性能的には18-135mmも廉価版とは思えないほどの健闘をみせたが、フォーカスの速さや細部の作り込みにやはり大きな違いがあり、トータルで使いやすい18-200mmが高倍率対決を制する結果となった。D80と組み合わせて購入したときの2本の購入価格差には約39,000円と大きな開きがあるが、ともに高倍率ズームという性質もあり、D80と18-135mmを入手していてもいずれはほしくなるレンズだ。もし後日入手した場合に、18-135mmはそのままお蔵入りとなるケースが考えられ、そうなるのならばちょっと無理をしてでも本命の18-200mmを入手すべきだと考える。18-135mmとのセットで購入してから、18-135mmを下取りに出して18-200mmに乗り換える手も考えられるが、キットレンズの下取り価格は高くはなく、かえって高い買い物になることが予想される。
 単純な解像力や逆光耐性などでは、18-200mmとてほかのレンズに負けるところも多い。しかし18-200mmという焦点距離に、手ぶれ補正機構をプラスしたことの意義はやはり大きく、実質的に晴天屋外専用レンズともいえた高倍率ズームの印象をがらりと変えた功績は大。他メーカーのユーザーがもっともうらやむ1本なのだ。そんなレンズをスキップするのはあまりにももったいない。これからの季節、旅行にもっとも適した1本として活躍することは必至だ。フォトキナ2006でシグマから発表された手ぶれ補正機構つきレンズの18-200mm F3.5-6.3 DC OSも気になるところだが、発売時期と価格は未定なので、D80ユーザーにとって2006年秋の買いの1本はニコンの18-200mmで決まりだ!

今月のWinner

ニコンAF-S DX VR Zoom-Nikkor ED 18-200mm F3.5-5.6G(IF)

ニコンAF-S DX VR Zoom-Nikkor ED 18-200mm F3.5-5.6G(IF)

常用レンズとして高い性能をもち、これ1本でほとんどのシーンがカバーできる優れモノ。上位レンズが欲しくなっても下取り価格が安定しているため資産価値もある

 

レンズよもやま話

レンズの垂直方向の屈折と水平方向の屈折が異なると、光は1点に集まらなくなり、非点収差が生じる。それらを補正する目的でさまざまな曲率半径をもつ非球面レンズが使われている。

デジタルカメラマガジン2006年11月号掲載

参考になった: 19

この記事のURL:https://ganref.jp/items/lens/nikon/108#imp_219

関連写真

このレンズで撮影された写真


↑ページの先頭へ