18-200mm F3.5-6.3 DC:シグマ(sigma)

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18-200mm F3.5-6.3 DCのレビュー・撮影記

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京の石畳/産寧坂3

カメラ: α700

レンズ: 18-200mm F3.5-6.3 DC

18-200mm F3.5-6.3 DCのGANREFマガジン最新記事

α100で使うなら純正? それともサードパーティ??

人気焦点域の18-200mmの純正ソニー製VS.シグマ製の対決。2本の実勢価格差は約6,000円だ。この差はどこにあるのだろう。 

公開日: 2009年06月24日

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18-200mm F3.5-6.3 DCの新着写真

18-200mm F3.5-6.3 DCのマガジン記事

α100で使うなら純正? それともサードパーティ??

公開日: 2009年06月24日

2006年7月の発売以来、着実にユーザーが増え続けているソニー α100。レンズシステムはコニカミノルタ時代の資産に、トレンドを加えてパワーアップ中だ。今回は、人気焦点域の18-200mmの純正ソニー製VS.シグマ製の対決。2本の実勢価格差は約6,000円だ。この差はどこにあるのだろう。

写真・文:高橋良輔(通称:カメ高)

 

圧倒的に強いα純正レンズと本格化した専業メーカーの動き

 ソニー α100は、2006年夏に発売されたばかりのソニー初のデジタル一眼レフなので、ほかのメーカーよりも純正レンズ指向が比較的高い。コニカミノルタからソニーへと移行する際に、サードパーティ各社の対応レンズの発表がやや遅れたことも、その純正指向に拍車をかけた。しかし、現在では着実に対応レンズも増加してきており、以前のような品薄感はやわらいでいる。そこで気になってくるのがサードパーティ製と純正の価格差であり、ソニー DT 18-200mm F3.5-6.3(以下ソニー)とシグマ 18-200mm F3.5-6.3 DC(以下シグマ)は、実勢価格において約6,000円程度の開きがある。レンズ価格が価格なだけにこの差は大きい。ルックスはさすがに純正がいい。しかし気になるのは外観だけではなくもちろん性能面だ。この価格クラスのレンズはシグマが得意とする分野だけに勝敗のゆくえはわからない。

ソニー VS シグマ

ソニー DT 18-200mm F3.5-6.3
非球面レンズの配置などにわずかな差はあるが、シグマとよく似たレンズ構成をもつ。そのためか重さはまったく同一の約405gだ。幅広のピントリングをデザイン上のアクセントとし、α100ボディとの統一感をはかる
◎標準価格:70,350円
◎実勢価格:56,000円前後
◎発売時期:2006年7月
シグマ 18-200mm F3.5-6.3 DC
光学レンズの効果的な配置や低分散ガラスなどの採用で収差が良好に補正されている。APS-Cサイズ専用のDCタイプとして開発されたデジタル専用レンズ。大きさはクラス最小で、収納時は約78mmとタバコの箱より背が低い
◎標準価格:70,350円
◎実勢価格:50,000円前後
◎発売時期:2005年4月

レンズ繰り出し時

ソニー レンズ繰り出し時
繰り出し時の全長はシグマよりもやや長い。しかしデザイン的に凹凸が比較的少ないこともあり、全体のイメージはスマートだろう。シグマのように撮影倍率を示す指標はなく、見た目にもシンプルに設計されている
シグマ レンズ繰り出し時
もっとも鏡胴部が伸びるのは望遠側だ。しかし高倍率ズームとしては比較的コンパクトともいえるだろう。前玉は非回転式を採用したため、望遠時にはフード付近をホールドすることもできる

レンズ構成図

ソニー レンズ構成図
非球面レンズED(特殊低分散)ガラス
レンズ構成13群15枚
最短撮影距離0.45m
最大撮影倍率0.27倍
フィルター径φ62mm
最大径×全長φ73×85.5mm
重さ約405g
シグマ レンズ構成図
非球面レンズSLDガラス
レンズ構成13群15枚
最短撮影距離0.45m
最大撮影倍率0.22倍
フィルター径φ62mm
最大径×全長φ70×78.1mm
重さ405g

MTF曲線

ソニー MTF曲線
※S:放射方向、M:同心方向
※グラフの縦軸はコントラスト、横軸は画面中心からの距離(単位:mm)を表しています

望遠側はほぼシグマと似た特性のようだが、広角側では30本/mmの曲線が早期に右下がりになる。開放で使用するよりも、ある程度絞り込むのがのぞましいか
シグマ MTF曲線
※S:放射方向、M:同心方向
※グラフの縦軸はコントラスト、横軸は画面中心からの距離(単位:mm)を表しています

広角側よりも望遠での曲線に安定感がある。広角側はコントラストは比較的上々だが、周辺域の解像力がやや不安だ
 

レンズよもやま話

ソニー αレンズにも配色されている「シナバー」とは、硫化水銀の鉱物名。古来より朱肉の顔料としても活用されてきた。日本名は「辰砂」で英語表記が「Cinnabar(シナバー)」。

デジタルカメラマガジン2007年02月号掲載

参考になった: 10

この記事のURL:https://ganref.jp/items/lens/sigma/155#imp_236

18-200mm F3.5-6.3 DCのマガジン記事

人気・実力伯仲の高倍率ズームはこれを選べ

公開日: 2009年04月14日

今回の対決は旬のベストセラー同士。18-200mmの人気ズーム2本が真っ向勝負する。実勢価格、重さ、レンズ構成など共通点も多く、どっちを買うかは店員さんのセールストークとその場の雰囲気に左右されやすい。お年玉(!?)での購入前に必読!

写真・文:高橋良輔(通称:カメ高)

 

すべてがよく似た2本、その選択におおいに悩む

 うーむ、今回の戦いはじつにやっかいだ。実勢価格の差はランチ1食分程度で、レンズ構成も酷似。絞り羽根枚数も、フィルター径もなにからなにまで似ているのだ。スペック上で唯一の差といえば最大撮影倍率程度だ。購入の際も、その場の雰囲気でどちらにもころぶ。また、店の在庫がたまたま切れていたら、「あるほうでいいです」と小声でいってしまいそうな印象だ。
 このクラスの元祖といえばタムロン。名品であるAF28-300mm F/3.5-6.3 XR LD Aspherical[IF]MACROを世に送り出した。小型化に執念を燃やし、独自のXR技術を開発。タバコの箱サイズで28-300mmを作ってしまった逸話はいまや伝説。当然、今回の18-200mmも力の入りぐあいが並みではない。対するシグマも遅れてはならじと同クラスに参入。得意のデジタル専用レンズ「DC」のブランドを擁して果敢に挑む。小型化という点では、DCシリーズの系譜を受け継ぎ、徹底した設計により最大径と長さでタムロンをしのぐ。そんな2本をニコンD70sに装着し、比較していく。

タムロン VS シグマ

タムロン AF18-200mm F/3.5-6.3 XR Di ll LD Aspherical[IF]Macro
発売時期は2005年3月。デジタル版の28-300mmを実現すべく鮮烈にデビューした。DiⅡとなり、APS-Cサイズ専用となっている
◎標準価格:69,300円
◎実勢価格:50,000円前後
◎発売時期:2005年3月
http://www.tamron.co.jp/
シグマ 18-200mm F3.5-6.3 DC
2005年4月発売と、タムロンより1カ月遅れてのリリース。当然、同時期に開発していたわけであり、このタイミングはキヤノンEOS Kiss Digital Nに対応するためだったのだろう
◎標準価格:70,350円
◎実勢価格:51,000円前後
◎発売時期:2005年4月
http://www.sigma-photo.co.jp/

レンズ繰り出し時

タムロン レンズ繰り出し時
フォーカスによる全長の変化はないが、ズームの変化による伸縮は200mm時がもっとも全長が長い。最広角時と最短時は同一で約84mm。約1.8倍に伸びる
シグマ レンズ繰り出し時
フォーカス時に全長の変化はなく、前玉も非回転方式。広角時に最小となる設計はタムロンと同一で、ただし全長は約1.6倍程度と伸び率は低い

レンズ構成図

タムロン レンズ構成図
LDレンズXR(高屈折率)ガラス複合非球面レンズ
レンズ構成13群15枚
最短撮影距離0.45m
最大撮影倍率1:3.7
フィルター径φ62mm
最大径×全長φ73.8×83.7mm
重さ398g
シグマ レンズ構成図
SLDガラス非球面レンズ
レンズ構成13群15枚
最短撮影距離0.45m
最大撮影倍率1:4.4
フィルター径φ62mm
最大径×全長φ70.0×78.1mm
重さ405g

MTF曲線

タムロン データ非公開AF18-200mm F/3.5-6.3 XR Di ll LD Aspherical[IF]MacroのMTF曲線は、メーカーからの公開はない。残念ながら実写からその性能を探るしかない
シグマ MTF曲線
データ的には広角より望遠に重きをおいているよう。広角時の空間周波数30本/mmのデータが、急激に右肩下がりなのが気にかかるところだ
 

レンズよもやま話

一般的にゴーストとは大きく分けてフレアの一種だが、レンズ内で光が乱反射し光源と対称の位置に出るハッキリとした像をさす。陣笠状のゴーストは絞りの前方にある光学系で起きやすく、画質に大きな影響を与える。

デジタルカメラマガジン2006年01月号掲載

解像力チャートテスト レンズの資質をテストチャートでひも解く

タムロン AF18-200mm F/3.5-6.3 XR Di ll LD Aspherical[IF]Macro シグマ 18-200mm F3.5-6.3 DC
タムロン 解像力チャート 掲載のチャートはどちらも18㎜広角端絞り開放で撮影。広角側での歪みがやや大きい。直線が入る被写体では注意したい。望遠側では糸巻き型の収差があるが、実用面では気にならない シグマ 解像力チャート 広角時の歪みはタムロンよりやや少ない。しかし望遠側でやや焦点距離が不足し、タムロンと比較しても像がひとまわり小さく写る。チャートテストでは望遠側での解像感はやや低い
18mm F3.5(開放) 18mm F3.5(開放) 18mm F3.5(開放) 18mm F3.5(開放)
18mm F8 18mm F8 18mm F8 18mm F8
200mm F6.3(開放) 200mm F6.3(開放) 200mm F6.3(開放) 200mm F6.3(開放)
200mm F11 200mm F11 200mm F11 200mm F11

望遠に強いタムロンと広角で逆転するシグマ

 広角側ではどちらも予想以上に歪みが目立つ。とくにタムロンのほうが大きく湾曲している。望遠側ではセオリーどおりの糸巻き型の歪曲収差があるが、こちらはタムロンがやや軽微な印象に。解像力では広角側の立ち上がりでややもたつくシグマに対して、タムロンはほぼ開放からシャープに写る。シグマの広角域での実用的な解像力は、F5.6以降に発揮される。望遠側でも同様の傾向がみられ、チャートのテストを見るかぎりでは、タムロンの開放時のシャープさに軍配があがる。広角側での周辺減光はどちらも発生しているが、おおむねF5.6付近で解消される。実用域におけるシャープさと周辺光量不足を加味すると、広角ではともにF5.6~8付近が理想的な絞り値といえ、その値においてはシグマが一気に巻き返してくる。しかし望遠域ではタムロンの高性能ぶりが光る。

チャートの読み方

レンズの歪みはそれぞれの水平・垂直線で。また解像力は全13カ所の四角いテストパターンで読み解く。テストパターンは斜め方向45度に傾きがつけられており、ローパスフィルターの角度を考慮しているため、目視しやすいほうをそれぞれ選ぶ。テストパターンの大きさはもっとも大きなもので600万画素の平均的な解像力を、またもっとも小さいものが2,000万画素での解像力限界を示す。ただしレンズ評価の場合にはあくまで客観的な指標として使用している。

チャート制作:小山壮二

逆光での実写テスト 激しい光にどこまで耐えられるのか

タムロン AF18-200mm F/3.5-6.3 XR Di ll LD Aspherical[IF]Macro シグマ 18-200mm F3.5-6.3 DC
撮影:タムロン AF18-200mm F/3.5-6.3 XR Di ll LD Aspherical[IF]Macro 広角端18mm、絞り開放にて撮影
強引な撮影では作例の赤線内のように陣笠状のゴーストが発生。両作例ともに画面左の白い縦線はブルーミングでありレンズの性能とは関係ない
撮影:シグマ 18-200mm F3.5-6.3 DC 広角端18mm、絞り開放にて撮影
同一の条件だが、ゴーストの発生の度合いはやや低い。ファインダーで目視できるものであり、撮影時の工夫で低減することが可能だろう

逆光に強いタムロンの望遠。広角ではややシグマ有利に

 太陽を画面端に入れてのテストでは18mm、200mm側とも、双方においてゴーストとフレアが発生した。発生の傾向としては、18mm側がゴースト状のもの。また200mm側ではフレアに近い状態となった。焦点域別に見ると広角側ではややシグマが有利に。対して望遠ではタムロンの逆光耐性に利がある。望遠側ではどちらもF11付近でフレアは解消されるが、タムロン製ではF8の段階でフレアが消えはじめた。しかし、これはシグマの欠陥というものではなく、ごく一般的な発生レベルであった。

レンズよもやま話

撮像素子にCCDを採用したカメラで撮像素子面の一部に強い光が当たると、その部分が電気的に飽和して白く抜ける現象をブルーミングという。電子シャッターを併用したカメラで起こりやすく、レンズの影響で発生するものではない。

デジタルカメラマガジン2006年01月号掲載

点光源比較テスト 美しく光を表現するポイントをつかむ

タムロン AF18-200mm F/3.5-6.3 XR Di ll LD Aspherical[IF]Macro シグマ 18-200mm F3.5-6.3 DC
撮影:タムロン AF18-200mm F/3.5-6.3 XR Di ll LD Aspherical[IF]Macro 撮影:シグマ 18-200mm F3.5-6.3 DC

意図的に絞り込まないかぎりどちらも光芒は発生しにくい

 点光源での実写では、意図的に絞り込まないかぎり光芒は発生しない。作例は絞り優先AE(F8)にて広角端18mmで撮影。どちらもF11以降で光が尾を引くものの、高倍率ズームとしての実用域を大きく外れているため問題となるケースは少ないだろう。またどちらのレンズも色収差に関しては良好に補正されており、光源周辺でも色のズレは少ない。これからの季節のイルミネーションの撮影などにも、安心して使うことができるだろう。絞り羽根の枚数や形状により光の表現は変化するが、今回はどちらも7枚羽根。仕上がりにおいても数値と同様に似かよった描写となっている。

最短撮影距離テスト ふだん使いでのマクロ性能を探る

タムロン AF18-200mm F/3.5-6.3 XR Di ll LD Aspherical[IF]Macro シグマ 18-200mm F3.5-6.3 DC
18mmにて撮影 18mmにて撮影
とりあえず写るというレベルになっている。特筆すべきところはない
18mmにて撮影 18mmにて撮影
タムロンと比較してやや大きく被写体が写る。ワイドマクロ的に使うのもありか
200mmにて撮影 200mmにて撮影
望遠ズームの近接撮影とは思えない性能だ。花などの撮影にも問題なく使えるだろう
200mmにて撮影 200mmにて撮影
タムロンと比較してほんの少し像は小さいが、実用面で問題視するほどではない

望遠の寄りならタムロン、ワイドマクロではシグマが有利

 どちらも最大撮影倍率は望遠側での数値。全域でシームレスに近接撮影が可能だが、望遠マクロとして使われるケースが多い。最短撮影距離はタムロン・シグマとも0.45mとなっている。しかし実写テストではシグマの望遠側の焦点距離がやや短いこともあり、タムロンの写す画像がやや大きくなっている。とはいえ、ともに0.45mという数値には特筆すべきものがあり、ちょっとしたマクロレンズに匹敵する性能だ。対して広角側ではシグマでの実写画像がやや大きくなる。これは望遠と同様に、画角がやや狭いことに起因していると思われ、やや広角側が不足していることから、必然的に撮影画像が大きくなるというわけだ。どちらも最大撮影倍率などの公称値にはほとんど差はないが、実際の焦点距離差により、実写画像にはご覧のような違いが生じる。

質感・使用感テスト 実際に手にとって気になる各部をチェックする

質感・使用感テスト
ピントリング 位置・形状ともほぼ同一といってよく、操作感には違いがないように思える。しかし実際に触れてみると、タムロン製は各種のギアとフォーカス用のシャフトの動作音がやや耳障りだ。AF使用時にも同様の傾向が残る。またAFの速度ではシグマが優秀であり、音も静か、タムロンの動作速度は被写体を選ぶ場合もある
ズームリング タムロンは時計回りで望遠になり、シグマはその逆。しかし手が慣れてしまえばどちらでも不都合はない。太い鏡胴をもつタムロンだが操作性は良好。望遠時への移動もスムーズで、トルクの変動があるシグマより操作が安定している。さすがに高倍率ズームを作りなれているとみえ、細部の動きにムダがない
フィット感 フィット感的にはやや大柄なタムロン、コンパクトなシグマと個性がはっきり分かれる。重さとしては約7gほどシグマが重いが、実感差はまったくない。望遠への繰り出し方向では個人差もあるが、シグマの回転方式のほうが実際の撮影に支障が少ない。時計回りのタムロンはズーミング時にホールドが甘くなる傾向もある

レンズよもやま話

絞りをはさみ、前後の光学系の形状がほぼ同じレンズが対称型。ガウスタイプと呼ばれるものはその代表例で、多くのメーカーの単焦点標準レンズはこの手法を用いることが多い。収差補正がしやすいため名品も数々生まれた。

デジタルカメラマガジン2006年01月号掲載

カメ高のオレならこう使う!

タムロン AF18-200mm F/3.5-6.3 XR Di ll LD Aspherical[IF]Macro

撮影:タムロン AF18-200mm F/3.5-6.3 XR Di ll LD Aspherical[IF]Macro

開放で切り取る都市の
風景は望遠での逆光を
味方につける

画質的には全テストで僅差ながらシグマをしのぐタムロン。逆光での色ノリもよく、誰でも安心して使える。しかしAFの動作がやや遅く、動体の撮影には向いていない。このレンズを使うなら、ある程度被写体の限定はやむなしと考えることも大切だ。用途としてはスナップや旅行など。マクロ機能も充実した汎用レンズとして考えるのが正解だ。望遠側で開放からどんどん撮れる実力があり、街のワンシーンなどを切り取る能力に長ける。

◆撮影データ
撮影地横浜
使用カメラニコン D70s
撮影モード絞り優先AE
絞りF6.3
シャッター速度1/500秒
ISO感度200
ホワイトバランス晴天
撮影画質RAW
 

シグマ 18-200mm F3.5-6.3 DC

撮影:シグマ 18-200mm F3.5-6.3 DC

小型ボディと高い運動能力で動体にも果敢に挑戦してみたい

ベンチテストではやや劣ったが、いざフィールドに出るとその機動力には驚く。AFも「速い」とはいえないまでも動体に追従。作例程度の被写体も撮れてしまう実力派。エサを求めて飛来したカモメだけにスピードは落ちてはいるが、高倍率ズームとしては立派といえるだろう。チャートテストではやや不安な面も残したが、実写レベルではまったく問題はない。むしろ運動能力の高さが秀でる結果となった。AFは順光下でさらに的確かつ高速になる。

◆撮影データ
撮影地横浜
使用カメラニコン D70s
撮影モード絞り優先AE
絞りF9
シャッター速度1/400秒
ISO感度200
ホワイトバランスAWB
撮影画質RAW
 

結論!オレならここはシグマを選ぶ

僅差で画質は及ばないがその機動力を高く評価した

 画質ではタムロンがやや有利だったが、フィールドでの軽快感がテストの数値を覆した。画質も僅差で、ワンチャンスで挽回が可能だっただけに、ある意味フィーリングがすべてとなった。ささいなことではあるが、ズーミングでの回転動作、AFの動作音と速度において、光学的な観点より使い勝手が筆者の好みと一致した。ズーミンクの方向はタムロンがニコン純正と同じだが、移動量の多いので、鏡胴部の細いシグマのほうが手のなかで落ち着く。AFに関しては、動体を撮影しないならタムロンでも問題はない。望遠での逆光時の強さや、しっとりとした色ノリでは筆者はむしろこちらを選ぶ。しかし動体を追う場合には、ささいな速度差ではあるものの、動作音も静かなシグマがストレスが少ない。さりとて、一般的に速いというレベルではなく、二者を比較した場合の結論にすぎない。
 ニコンユーザーならAF-S DX VR Zoom Nikkor ED 18-200mm F3.5-5.6G(IF)(実勢価格:88,000円前後)も気にかかるところ。実際にこのレンズとの比較においては、手ぶれ補正機構の有無は大きく、暗いF値をカバーするには最適な機構であることは確かだ。また超音波モーターによる駆動も静かであり、三者択一で購入を検討するケースが多くなってくるだろう。しかし機構の差とともに価格面でも大きく差があり、5万円前後のタムロン・シグマ勢と比較すると、2倍近い金額差に戸惑いもあるだろう。そのためAF-S DX VR Zoom Nikkor ED 18-200mm F3.5-5.6G(IF)は1ランク上の商品といえる。同レンズは中~高級版DXに属すると考えるのが妥当。その観点でみるとタムロン・シグマの同製品がかすんでしまうことはない。
 やや話がそれたが、両者の光学的な差はあえて言及するほどのものはない。高倍率ズームとして考えると80点以上のできだ。動作感で筆者はシグマを選んだが、人によってはタムロンを推すだろう。それはそれで正解だ。

今月のWinner

シグマ 18-200mm F3.5-6.3 DC

シグマ 18-200mm F3.5-6.3 DC

どちらが勝っても不思議ではないテスト結果だが、小型のシグマを最終チョイスした。当初はタムロン優位で進んだが、最終段階で逆転勝利

 

レンズよもやま話

社名に人名を採用する例は多いが、タムロンの由来は1959年当時、同社の光学設計の第一人者であった田村右兵衛氏から。この年に業界初の一眼レフカメラ用普及型望遠レンズ、95-205mmF6.3の量産を開始。ズーム時代が始まる。

デジタルカメラマガジン2006年01月号掲載

参考になった: 30

この記事のURL:https://ganref.jp/items/lens/sigma/155#imp_181


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