2017年の紅葉フォトコンテスト 紅葉フォトコンテスト部門 選者:中西敏貴 先生

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秋を愛でる
カメラ:ニコン D300S  レンズ:ニコン AF-S NIKKOR 28-300mm f/3.5-5.6G ED VR  レタッチ:Photoshop Elements 13にてRAW現像  撮影地:兵庫県神戸市

優秀賞

秋を愛でる
作者:Orfeuさん (兵庫県)

【講評】秋という言葉から連想するものといえばなんでしょう。人それぞれさまざまなイメージがあるとは思いますが、その筆頭はやはりモミジなどの色づいた葉ではないでしょうか。今回もたくさんのモミジの葉の応募があったわけですが、作者はその主役を脇役に回してしまう大胆な画面構成で私の心を鷲掴みにしてくれました。繰り返しのリズム感、曲線を取り入れた空間構成、色とりどりの被写体のバランス、すべての要素が素晴らしい作品です。

<各作品の選者からのアドバイスは本誌紙面をご参照ください>

I fall forever
カメラ:オリンパス OLYMPUS OM-D E-M5  レンズ:オリンパス M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO  レタッチ:SILKYPIX Developer Studio Pro 6にてレタッチ  撮影地:兵庫県丹波市 石龕寺

準優秀賞

I fall forever
作者:like a fogさん

【講評】暗く沈んだ林のリズムの前に垂れ下がる、真っ赤なモミジの葉。大胆なイメージを作り上げた作者の観察力の勝利とも言える作品です。派手さこそないものの、美しい光景ではなく深い世界観を見せようという作者の意図をしっかりと感じることができます。背景の林の間隔も絶妙なバランスで構成されており、とても完成度の高い作品です。

秋旅情
カメラ:ニコン D5500  レンズ:ニコン AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G  撮影地:石川県

入選

秋旅情
作者:takeyaさん

【講評】秋旅情とはなかなか粋なタイトルを付けられましたね。少し俯瞰で撮影したことで、被写体との絶妙な距離感が出ていて良いと思います。紅葉の色合いと傘の色がうまくシンクロしているのもポイントですね。この2人が偶然通りがかったのか、それとも演出だったのかは分かりませんが、作者が表現したかったイメージを上手く再現できていると思います。

紅葉を裂く流れ
カメラ:Xperia XZ  レンズ:N/A  レタッチ:Zoner Photo Studioにてコントラスト、彩度を調整、トリミング  撮影地:岐阜県 白川郷

入選

紅葉を裂く流れ
作者:MADPAPAさん (岐阜県)

【講評】なんて刺激的な写真でしょうか。毒々しさすら感じる鮮烈な赤を切り裂くように流れる水。色々な想像が膨らんでくる個性的な作品です。紅葉といえば美しさを求めがちですが、作者は違ったようで、それが好結果を生みました。コメントによるとスマートフォンによる撮影とのことで、解像感が足りなかったのが残念ですが、とても印象深い作品です。

朱に染まる
カメラ:富士フイルム FUJIFILM X-Pro2  レンズ:富士フイルム XF18-55mmF2.8-4 R LM OIS  レタッチ:OLYMPUS Viewer 2にてトーンカーブ、彩度、コントラストを調整  撮影地:富山県黒部市 宇奈月温泉

入選

朱に染まる
作者:とーせんさん (長野県・60歳)

【講評】近代的な建築物に映り込んだ紅葉という、なんとも斬新な切り口に引かれました。紅葉という言葉からイメージするのはおおむね自然に関わるものでしょう。ところが作者はそれを色で表現することに成功しています。建物の壁の本来の色が何色だったのかは定かではありませんが、この写真からは明らかに秋の空気感と気配を感じます。

道
カメラ:キヤノン EOS 5D Mark III  レンズ:キヤノン EF24-105mm F4L IS USM  レタッチ:Digital Photo Professional 4にてRAW現像、明るさ、WB、PS、シャドウ、ハイライト調整、トリミング、コピースタンプ  撮影地:栃木県下野市

佳作


作者:SUNLITEZさん

【講評】なんとも渋い作品です。秋色のピークを狙うのではなく、落葉した色のない林に物語性を加える「道」を描いたことで個性が発揮されました。秋を感じさせつつ、冬の気配すら漂わせた作者の感性が素晴らしいですね。

MOTHER
カメラ:ニコン D7200  レンズ:ニコン AF-S DX NIKKOR 18-300mm f/3.5-6.3G ED VR  レタッチ:JTRIMにて彩度、コントラスト、明るさ、トリミング  撮影地:奈良県奈良市

佳作

MOTHER
作者:キリンさん (大阪府・41歳)

【講評】動物が被写体となる作品は、撮影者でその位置をコントロールできないため、どうしてもバランスが難しくなります。しかし、「MOTHER」と題されたこの作品は、その中でもバランス良く鹿を配して、朝の清々しい雰囲気をうまく表現しています。

過ぎ去りし日々
カメラ:ペンタックス PENTAX K-3  レンズ:タムロン SP AF70-200mm F/2.8 Di LD [IF] MACRO  レタッチ:Lightroom 6にてトリミング  撮影地:千葉県松戸市

佳作

過ぎ去りし日々
作者:ISSAYさん

【講評】少しゆがみのある窓ガラス越しに紅葉を表現しているところが良いですね。しかも窓枠のバランスを絶妙な崩しで構成しているところも素敵です。この作品は和紙などのテクスチャのある用紙でのプリントが似合いそうです。

濡れ美人
カメラ:オリンパス OLYMPUS OM-D E-M1 MarkII  レンズ:オリンパス M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO  レタッチ:OLYMPUS ViewerにてRAW現像、デジタルシフト  撮影地:新潟県十日町市 美人林

佳作

濡れ美人
作者:青空が好きさん (新潟県・50歳)

【講評】ブナの黄葉を非常にオーソドックスかつ安定したフレーミングで表現されています。デジタルシフトでパースを補正したとのことですが、確かにその処理が効果を出しています。雨も良い雰囲気を演出していますね。

霧立ちぬ
カメラ:キヤノン EOS 7D  レンズ:キヤノン EF24-105mm F4L IS USM  レタッチ:Digital Photo ProfessionalにてHDR処理  撮影地:長野県木曽郡王滝村 自然湖

佳作

霧立ちぬ
作者:fishさん

【講評】温度差によって立ち上る水蒸気を臨場感たっぷりに描いた作品です。実はこのような光景は写真に撮ってみると案外難しいもの。作者によるとHDR処理で仕上げたとのことですが、今回はその手法がうまくはまっています。

幻の滝Ⅱ
カメラ:キヤノン EOS 5D Mark IV  レンズ:キヤノン EF70-200mm F2.8L IS II USM  レタッチ:Lightroom CCにて彩度、コントラストを調整  撮影地:長野県下水内郡栄村 奥志賀高原

佳作

幻の滝Ⅱ
作者:鬼太鼓さん (新潟県)

【講評】台風による雨の影響によって出現した滝とのこと。細く長く流れる水の流れからも、その儚さを感じることができます。手前にある木々のボケを上手く使いながら作画したところが心憎い演出です。

Forever Young
カメラ:キヤノン EOS 6D  レンズ:キヤノン EF50mm F1.2L USM  レタッチ:Photoshop Elements 13にて彩度、コントラストを調整  撮影地:滋賀県東近江市

佳作

Forever Young
作者:KOSHIN+さん

【講評】闇に浮かび上がるように描かれた若木の紅葉が素敵です。つい切り詰めて暗部の割合を少なくしてしまいがちですが、程よく黒を残したことで作者が強調したかった若木がしっかりと主張しています。

シャボン玉待って~
カメラ:富士フイルム FUJIFILM X-T2  レンズ:富士フイルム XF16mmF1.4 R WR  撮影地:東京都葛飾区 水元公園

佳作

シャボン玉待って~
作者:Gomez5555さん (千葉県・59歳)

【講評】この作品を拝見した時、誰かを追い掛けているのだろうと思いました。ところがタイトルを見るとシャボン玉とあります。本来ならもう少しシャボン玉の存在感が欲しかったところですが、それでも良いチャンスをものにされましたね。

秋の忘れもの
カメラ:キヤノン EOS 70D  レンズ:タムロン SP AF90mm F/2.8 Di MACRO 1:1  レタッチ:Photoshop CS6にて彩度、カラーバランス、トーンカーブ、コントラストを調整  撮影地:福岡県八女市

佳作

秋の忘れもの
作者:TMGさん

【講評】モミジを主役にした作品の中でも際立っていたのがこの作品です。霜の降りた朝の凜とした空気感の中で、鮮烈なモミジの赤が際立っています。透過光になるような演出で撮影したことも成功の一要因ですね。


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