こんにちは、ゲストさん
優秀賞
eyeballs
作者:*aco*さん
【講評】図書館の中にある階段で撮影された1枚です。ビジュアルの面白さにひと目で引きつけられました。作者の本田さんも「複数の目玉が妖気に取り巻かれながら、こちらを観察しているような雰囲気」を感じたそうですが、その面白さが、作品からそのまま伝わってきます。渦巻きが縦位置にぴったりくるような、この切り取り方もとても上手ですね。色調がブルーに統一されていて、黒と白だけの要素に絞られていることや、ほとんど直線がなく曲線でまとめているところも写真が決まって見える要因だと思います。とても目を引く力強い作品になりました。
<選者からのアドバイスは本誌紙面をご参照ください>
準優秀賞
我が名は、ひげ男爵_39(節分ですが、鬼さんいっぱい)
作者:日夏葉月さん (東京都)
【講評】作者の日夏さんから投稿いただいた作品には、他にもこの“ひげ男爵”が主役のカットがありましたが、どれもこのヒゲのインパクトが強く、いるだけで存在感があります。特にこのカットでは、ヒゲに加えて少し斜め上を見つつこちらを上から目線で見るという、こちらをなめている感じがたまりません(笑)。こんな強い表情をする猫がいるんだと素直に驚きました。周りの雑然とした感じもこの猫に合っていて味が出ています。
準優秀賞
しゃいにんぐ
作者:sisitouさん (北海道・40歳)
【講評】作者の大久保さんの娘さんと息子さんだということですが、お父さんに向かって見せる、良い意味で恥も外聞もない100%の無邪気さが見る人に伝わってきます。特に面白い顔をしているのが娘さんの方だというのも楽しいですね。その無邪気さに拍手です。縦に切った構図も良く、顔と扉だけの構成に無駄がありません。上下の少ない余白の程度もこれで適切で、顔の一部分の特徴のあるところだけが出ているので面積としては少なくても十分にインパクトがあります。
入選
息
作者:hogeloneさん (長崎県)
【講評】川底のこけむす岩を水面から撮った作品です。コケが泡を出しているのが面白いですね。まずその美しさに目を奪われ、そして何度見ても揺らいで見えました。全体の揺らぎの一番良い瞬間を捉えているため、動きがこの1枚に入っているのでしょう。泡の立体感も素晴らしく、水の揺らぎでリズム感が付いています。
入選
Rainy Day
作者:Arts@Kamuiさん (愛知県)
【講評】ビジュアル的な面白さに引かれました。ショーウインドーの手前を通り過ぎる人たちが見えているだけなのに、日常が非日常に変わるという、写真ならではの面白さを教えてくれます。これを見つける作者の目を通して、世の中が違って見えることを示す良い例ですね。作者は良い目をお持ちです。
入選
狐の嫁入り
作者:Atelier-yuuさん (29歳)
【講評】傘の赤やフェンスの緑の彩度が鮮やかで全体はマクロ風に見えるという、うまいレタッチがされた作品です。作者の駒村さんは、この状況にどういった加工をすれば良い作品になるかを見抜く力がある方なのでしょう。読みの通りにハマっています。都会の雑然とした風景の中で、天気雨の雨粒をサッと見せて質感も表現し、日常に絵を作り出しています。大変お見事です。
入選
『夏色天使』
作者:hello helloさん (兵庫県)
【講評】よさこいの全国大会で撮られた作品とのことですが、スタジオで撮ったような見事さです。背景も整理され、手前のボケの淡いブルーが着物のピンクと合って美しいですね。作者の煎谷さんはお祭りを撮り慣れていて、その中でどう自分らしい作品を撮るかを確立されているようです。撮り方やレタッチの仕方など見事に自分らしい作品に仕上げられました。
入選
かもめ模様
作者:KCさん (神奈川県・47歳)
【講評】これはどんな状況なんだろうと不思議に思いながら拝見しました。望遠レンズの圧縮効果をうまく使って、さらに飛んでくるカモメもこのアングルで待っていたのか、うまく入れ込んでいます。船体を利用した黒い背景に1羽がぴったりハマり、写真を強くしています。お見事です。
佳作
Kakku Pagodas
作者:tinoさん (千葉県)
【講評】良い天気の中、上の遺跡が下の水面に映り、美しいシンメトリーの世界を見せてくれています。背景にぴったり合うお坊さんも写り込み、ビジュアル的に面白い作品ですね。全体のセピア色にも統一感が出ています。
佳作
う~む・・・。
作者:アイメカンさん
【講評】餌やりが禁止になり減ったという善光寺のハト。頭の上でイチャイチャしている様子に、無表情な仏様が妙に困っているように見えてきて笑ってしまいますね。色合いの面白さも目を引きました。
佳作
紅葉の森の中で。
作者:中川 隆志さん (東京都・47歳)
【講評】都会の公園で撮られたようには見えない見事な写真ですね。全天球カメラのTHETAをうまく使い、リフティングする息子さんが入ることでさらに世界を作り込んでいます。不安定さの中に安定感もあって、よいアイデアを生かされた作品です。
佳作
Lost position
作者:キリンさん (大阪府・41歳)
【講評】駅での光景を捉えた不思議な写真です。いろいろなことを想像させ、舞台や映画のワンシーンのように見えます。背景の色のグラデーションの不思議さもあり、階段が1枚1枚離れているこの角度も絶妙です。
佳作
コマ、回せるよー!
作者:とーちゃんさん (東京都)
【講評】手前にコマ、その向こうに作者の次女、足の間からさらにもう1人見えるという、大胆で面白い構図に引かれました。なにより次女の自信満々な立ち方が良いですね。少し引いて地面に近いこのアングルに下げて撮った工夫が素晴らしいです。
佳作
after the rain
作者:Blackstreetさん (東京都・53歳)
【講評】水面に映る光景を逆に見せる手法でここまで目を引く作品は少ないものです。通行人のシルエットもクールに決まっていて、大小のシルエットがうまく配置されています。背景の怪しげな街のネオンや「7」の数字も印象的で、まるで映画のワンシーンのようです。
佳作
ムーミン生まれる
作者:dareyaさん (石川県)
【講評】ワイパーを立てた車に深く積もる雪。なかなか出合わない良い被写体を見事に撮られました。ストレートに伝わってくる写真です。撮り方も通っぽくて、構図的にも良いと思います。
佳作
空飛ぶペンギン
作者:ゆうさん (東京都・34歳)
【講評】水族館の構造を生かした写真ではありますが、それをあまり感じさせない一定の技術や知識を使って撮られた作品です。うまく雲を入れた空らしい見え方や、ペンギンの入り方なども工夫されていて、気持ち良く空を飛ぶ様子がうまく表現されています。
佳作
はだか祭り
作者:ムラカミ イズミさん (広島県・63歳)
【講評】熱気ムンムンの会場の中に入り込み、ぶつかられるような近さからワイドレンズで撮っています。そのかいあって遠近感が出て、お祭りの生っぽい感じが臨場感たっぷりに伝わる、迫力ある作品になりました。
佳作
すんません!!
作者:momongapapaさん (岐阜県・56歳)
【講評】おなかの出具合で負けるタヌキ。面白いシーンで思わず笑ってしまいました。モノクロにした写真の見せ方も良かったと思います。作者のクスっとするシーンを見抜く目、そしてそれを写真にする欲の勝利だと思います。
佳作
レール
作者:mocha4444さん (北海道・48歳)
【講評】撮ろうと思う人は多くない場所なのだろうと思いますが、その目の付け所が良いですね。レールではなくゲームの場面や飛び出す文字にも見えてきます。下からのアングルや青空とも相まって、いろんなものを連想させる作品になりました。
佳作
crash glass
作者:チョロぽんさん (滋賀県)
【講評】風や波がある極寒の中で撮影された琵琶湖の氷柱。水しぶきの様子も逆光で良く出ていて、撮影時の苦労が忍ばれる写真です。レンズにかかる水しぶきやフレアも臨場感を出すのに役立っています。
佳作
見上げてごらん
作者:ま~すけさん (京都府・57歳)
【講評】口をぽかんと開けて上を見る姉妹。意識が100%上に行っている様子が面白いですね。境内に並ぶ鮮やかな赤いのぼりや逆光のキレイな緑を背景にしているのもビジュアル的に効果的です。
佳作
爪
作者:wakowakoさん (滋賀県)
【講評】僕も海生哺乳類はたくさん撮っていますが、アシカにツメがあることを初めて知りました。フレーミングがうまく画面を望遠レンズで切り取ってデザイン的に見せていて、これは何者なんだろうという想像もさせてくれます。手足の色が微妙に青いところにも驚かされました。
佳作
Flow
作者:水底の歌さん (北海道・55歳)
【講評】十勝川の河口に見られる板氷。スローシャッターで捉えられ、氷は止まりつつ川の水は動いています。ハーフNDで川と空のバランスも取るなどよく分かって撮られています。空も美しく、隅々まで質感が出ていて「寒いけれど美しい」世界をよく表現されています。
応募締切 2019年03月10日
応募締切 2019年03月11日
応募締切 2019年03月11日
応募締切 2019年04月11日
応募締切 2019年04月20日
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