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飛翔シーンにも挑戦したくなります(AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED 第2報)

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投稿日:2012/08/20

レビューした機材・用品 ニコン AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED ニコン AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED
 先日アップした第1報に続き、AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-EDのレビュー(第2報)をまとめてみました。

 デジタルカメラマガジン(DCM)誌上やGANREF等で皆さんの作品を拝見していると、チョウやトンボ・ハチなどのすばらしい飛翔シーンがたくさんあります。
 機材の性能と皆さんからの刺激に後押しされ、無謀とは思いつつ、自分も飛翔シーンに挑戦を始めました。

 最初の被写体は、近郊のツツジの花に来ていたビロウドツリアブ。
 花に来るハチやアブたちを撮っていたら、小さなアブがホバリングをしているではありませんか。
 こんな虫がいるとは、このレンズを使い始めるまで知りませんでした。
 ついつい夢中になり、AF-Cの高速連写で撮影したのが、下記の写真です。
 なお、本レビューに掲載する写真は、すべてリサイズ(画素数の圧縮)なしです(トリミングはあり)。


アップロード画像

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カメラ:
ニコン D200
レンズ:
ニコン AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED
焦点距離:
105.0 mm
フラッシュ:
No Flash
撮影モード:
Aperture-priority AE
シャッタースピード:
1/800秒
絞り数値:
F8.0
ISO感度:
640
ホワイトバランス:
Sunny

 ほとんどの写真はピンボケ、被写体ブレ等でボツでしたが、何枚かはそこそこに写っていました。
 この道のプロなら不満なのでしょうが、全くの素人には1枚でも使えるものがあれば大成功。
 そこで、飛翔シーンにも挑戦するようになり、第1報で書いた通り、機材を酷使して、膨大な枚数を撮影する次第となりました。


飛来

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カメラ:
ニコン D700
レンズ:
ニコン AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED
焦点距離:
105.0 mm
フラッシュ:
No Flash
撮影モード:
Aperture-priority AE
シャッタースピード:
1/2000秒
絞り数値:
F8.0
露光補正量:
-0.3EV
ISO感度:
1600
ホワイトバランス:
Sunny

 上の写真は、2010年秋の「ニコンFXレビュー」の際、Nikon D700 をお借りして撮影したものです。当時のレビューは、下記でご覧いただけます。
  http://ganref.jp/m/nshiba/reviews_and_diaries/review/1623
 なお、上に掲載した写真は、GANREFにアップした後、Nikon Capture NX 2 の「選択コントロールポイント」を用いて、背景の粒状感をややボカしてあります。
(Nikon Capture NX 2 はいろいろな機能があり、かつ使いやすくて気に入っています)
 上の写真(レタッチをやり直したもの)は、DCM 2010年12月号のフォトコンテスト、カラープリント部門で入選となりました(http://ganref.jp/photo_contests/winners/226)。


 以上のように、自分は通常、飛翔シーンもAF任せで撮っています。
 ただし、次の被写体のように、小さな被写体がポツンと空中に浮いているような場合は、背景にAFが合ってしまうことが多くなります。


アップロード画像

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カメラ:
ニコン D200
レンズ:
ニコン AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED
焦点距離:
105.0 mm
フラッシュ:
No Flash
撮影モード:
Aperture-priority AE
シャッタースピード:
1/640秒
絞り数値:
F6.3
ISO感度:
320
ホワイトバランス:
Sunny

 このような被写体の場合は、MFで一度ピントを合わせ、その後はAF-Cで自動追尾させています。
 本レビューのレンズは、フォーカスモードを「M/A」または「M」から選択するようになっています。
 自分の場合は、通常「M/A」を選択し、AF-Cで高速連写(D7000で約6枚/秒)をしています。
 ただし、上の場合のようにAFでピントが合いにくい場合は、一度MFでピントを合わせます。
 このレンズの便利な点は、「M/A」にしておくと通常はAFなのですが、フォーカスリングを回せば、直ちにMFモードに切り換ります。スイッチ等の切換えは不要なので、非常に楽です。そのままMFで撮影するのもよし、軽くシャッターを押し直せば、再びAF-Cで自動追尾を開始してくれます。

 次の写真も、同様にして撮影したものです。


アップロード画像

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カメラ:
ニコン D7000
レンズ:
ニコン AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED
焦点距離:
105.0 mm
フラッシュ:
Off
撮影モード:
Aperture-priority AE
シャッタースピード:
1/1000秒
絞り数値:
F4.0
露光補正量:
-0.3EV
ISO感度:
400
ホワイトバランス:
Sunny

 最近は多少余裕もでき、背景や前ボケ等も意識するようになりました。
 ただ、今回チェックしてみると、昔の写真の方がジャスピン(?)。
 ちょっと反省しています。

 なお、このレンズの手振れ軽減機能(VRⅡ)はなかなか賢くて、流し撮りを自動で察知し、対応してくれます。
 止まり物等を撮っている時は上下・左右ともブレを軽減しているのですが、飛翔シーンを流し撮りし始めると、スイッチ等の切り替えなしで、自動的に流し撮りモードになります。
 横方向に流し撮りすれば、縦方向のブレだけを軽減してくれます。また、垂直方向の流し撮りにも、同様に対応してくれます。
 この機能にも、非常に助けられています。


 以上、このレンズは優れた描写性と操作性を兼ね備えていますが、それなら「このレンズ1本ですべてに対応できるか」と言えば、それはやはりむずかしいと思われます。
 と言うのも、105mmの単焦点レンズだからです。

 例えば、次の写真。


アップロード画像

写真を拡大する

カメラ:
ニコン D200
レンズ:
ニコン AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED
焦点距離:
105.0 mm
フラッシュ:
No Flash
撮影モード:
Aperture-priority AE
シャッタースピード:
1/350秒
絞り数値:
F5.6
露光補正量:
+0.7EV
ISO感度:
320
ホワイトバランス:
Sunny

 この写真は、オキナグサの綿毛に来ていたヤブキリの子です。
 「オキナグサに遊ぶ」と題して投稿したところ、DCM 2011年4月号のフォトコンテスト、プリント部門で佳作となりました。
 予選時の写真と本選後の先生の評は、下記でご覧いただけます。http://ganref.jp/m/nshiba/portfolios/photo_detail/4cad09d16b7560b41397612582681ad8
 (上に掲載した写真は、レタッチをし直し、本選用に再提出したものです)

 さて、この被写体ですが、体長は1.0~1.5cm前後です。
 もっとアップでも撮りたいと思うのですが、被写体とレンズ先端との距離が20cmぐらいに近付くと、嫌がって横を向いたり、お尻を向けたりされてしまいます。


 以上をまとめると、次のようになります。
 (第1報)に追加する項目のみを記載します。

(7) AF-Cの追尾性能や連写性能に優れている
 カメラ本体(本体内のソフト)との連携で、上記の性能はかなりよいと感じます。

(8) 「M/A」にセットすると、スイッチ等の切換えなしに、AF・MFを併用できる
 フォーカスリングを回せば直ちにそのままMFモードになり、再度軽くシャッターを押せばAF-Cに戻ってくれます。
 飛翔シーンを追うには、非常に便利な機構です。

(9) 手振れ軽減機能(VR)は、自動で「静止画モード」から「流し撮りモード」に切り換ってくれる
 スイッチ等の切換えが不要なので、とても使いやすく、助かります。

(10) テレコンバーターを付けても、描写性能はほとんど低下しない
 近づけない、あるいは近づいてはいけない被写体を撮る場合には、テレコンバーターの使用も可能です。
 ただし、将来的にFX(フルサイズ)機での撮影等も考慮に入れると、さらに長焦点の接写レンズも欲しくなります。
 Ai AF Micro-Nikkor 200mm f/4D IF-ED 等のリニューアル(ナノクリ化やVR搭載等)も、ぜひ早急に進めていただきたいと思います。

 
 以上が、機材レビューです。

 なお、今回、自分のフォトコン暦をチェックし直したら、下記のようなデータが得られました。
 最初のDCMフォトコン入賞はコンデジ撮影で、2006年3月号。
 その後、デジ一(D200及びD7000)でのカラープリント部門及びプリント部門における入賞9回(入選4回、佳作5回)。
 その内、本レンズ(AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED)での入賞6回。
 従って、デジ一(D200及びD7000)での入賞の2/3は、本レンズで撮影したもの。

 以上のように、本レンズは、自分にとって必須の機材となっています。
 本レビューをまとめてみて、そのことを再認識した次第です。

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(補足)

 参考までに、自分の撮影条件等を若干補足しておきます。

・画質モード
 RAW,ロスレス圧縮、14ビット

・AF-Cでの高速連写条件
 通常は「レリーズ優先オート」とし、「ダイナミックAF・21点」(D7000は中央の9点がクロスセンサーのため)で撮影

・高速連写(6枚/秒)時のSDカード
 SanDisk Extreme Pro (45MB/s) 16GB など
 D7000の場合、バッファ容量の関係から、RAW(ロスレス圧縮、14ビット)のみの撮影なら、6枚/秒の高速連写で撮影が可能なのは10枚まで
(SDカードの性能を変えても、高速連写可能枚数はほぼ同じ。しかし、その後の転送時間が大幅に異なるので、再び連写できるようになるまでの待ち時間に大きな差が生じる)
 SDカードの高速連写性能については、下記のレビュー等を参考にしてください。
[東芝SDHCカードレビュー](3) 詳細報告:RAWでの高速連写結果
http://ganref.jp/m/nshiba/reviews_and_diaries/diary/3163
 なお、上記レビューの一部の写真等は、GANREFへのアップロード可能枚数が満杯になった時に削除してしまいました。
 近日中に再アップしておきますので、ご容赦ください。

・テレコンバーター(Nikon TC-17EⅡ)使用時のAF
 ニコンの使用説明書等では、本レンズにテレコンを付けた場合は、MFで撮影するように記載されています。
 ただし、自分の場合は 「自己責任で」 AF-Cでの高速連写をしています。
 テレコンを付けるとAFがやや遅くなり、近距離-遠距離を繰り返す場合等ではAFが迷うこともあります。
 しかし、近距離だけで撮影する場合には、一応AFも機能しています。
 なお、以上はあくまでも「自分の撮影方法の報告」であり、この方法を推奨するものではありません。
 恐らく、レンズに好ましからぬ負荷がかかったりしている危険性があります。
 もし、真似をされて不具合が生じても、当方は責任を負いかねますので、申し添えておきます。

コメント(1,000文字以内)

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N.Shibata
じゅうとまさん、ありがとうございます。
先程、じゅうとまさんのページを訪問したら、すべてチョウの写真。
チョウの勉強も兼ね、時々拝見にあがることにします。
お近くにお住まいの様子。
何処かで、すれ違っているかも知れませんね。
これを機会に、今後ともよろしくお願いいたします。

2012年08月23日 21:36

じゅうとま
第2報、ありがとうございます。
私もこのレンズを蝶撮りに使っています。あまり近寄れない場合も多く、大きく写すのにはテレコンが必要ですが、「テレコンバーターを付けても、描写性能はほとんど低下しない」というレビューには同感です。AF-Cでの高速連写条件も参考になりました。

2012年08月23日 05:31

N.Shibata
zengameさん、引き続いてのご訪問、ありがとうございます。
当方、初心者の自己流での撮影ですが、多少なりとも参考にしていただけるところがあれば、幸いです。
小さな生き物たちの世界、とても撮りきれないほどの被写体に満ちています。
zengameさんの素敵な作品、楽しみにしています。

2012年08月20日 22:29

N.Shibata
テンさん、ご訪問、ありがとうございます。
当方、まだ初心者ですが、マクロレンズで楽しんでいます。
田舎暮らしをしていると、身の周りでいつでも撮影できるので、重宝しています。
ぜひ、トンボなどの撮影も楽しんでください。
テンさんの写真も、拝見にあがります。

2012年08月20日 22:22

N.Shibata
堀泉丸太郎さん、ありがとうございます。
ビロウドツリアブとヤブキリの子は、特に当方のお気に入りの被写体です。
いずれも、このレンズを使い始めてから、その存在を知りました。
カメラを手にして歩くと、今まで気付かずにいたものが、いろいろと見えてきます。
不思議なものですね。

2012年08月20日 22:16

N.Shibata
カスタム命さん、ありがとうございます。
当方、持っているレンズはまだ少ないのですが、その中でもこのレンズは大活躍です。
近辺で、どんどん撮れるので、遠出する時間のない自分にはピッタリ。
カスタム命さん撮影の新たな飛翔シーンも、楽しみにしています。

2012年08月20日 22:13

zengame
第2報も素晴らしいです。
撮る目だけでなく選ぶ目も養う必要があるということに気づかれました、特にデジタルにおいて。

2012年08月20日 20:18

テン
いや 圧巻ですね いろいろ試されて素晴らしい 勉強になります。
私の友人の方も実はトンボをマクロ撮りされていて
常に超望遠のバズーカ派と思ってましたら
マクロが良いと聞き  まさにマクロが欲しくてと思ってきました。

2012年08月20日 19:35

カスタム命
このレンズの性能は格別ですね。実はこのレンズ2度も購入する運命のレンズなんです。昔システム鞍替えで一度手放し、また新システムで再構築なんです。飛翔シーンには活躍しそうなレンズですね。アブ君でまたチャレンジしたいです。^^

2012年08月20日 00:38

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