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NIKON伝統のマイクロレンズ。立体感・質感充分のDNAを受け継ぐ名レンズ。

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投稿日:2012/08/18

レビューした機材・用品 ニコン AF-S Micro NIKKOR 60mm f/2.8G ED ニコン AF-S Micro NIKKOR 60mm f/2.8G ED
ナノクリスタルコート採用のNikon AF-S Micro NIKKOR 60mm f/2.8G ED。
ニコンのこのクラスのマクロレンズ(ニコンはマイクロレンズと呼ぶ)には、
もともと名レンズと呼ばれる玉が多いと思います。

非Aiの55mm Microレンズも使っていましたが、
長い間AF Micro-Nikkor 60mm f/2.8Dを愛用していました。
しかし、水族館の水槽の中の魚や花にとまった虫を追いかけるには、このAFが遅い。
我慢できずに、ナノクリ採用のAF-S Micro NIKKOR 60mm f/2.8G EDに移行しました。

AF-Sですから、AFは速くしかも正確に被写体に喰いつきます。
何の不満もありません。
時々実効F値で頭が混乱しますけど、綺麗に写ればいいんです!




まずはこの写真。雨の日の鎌倉長谷寺で撮った黒ボケの写真。
NIKON1 V1にマウントアダプターFT1経由でAF-S Micro NIKKOR 60mm f/2.8G EDを
つけて撮ったものです。
雨の寒々しい感覚と立体感、そして溶けこむようなクリーミーなボケ。
私は好きです。


逆光などの悪条件下でゴースト・フレアを減少して、クリアな画像を得られる
ナノクリスタルコートは、マクロレンズにはもって来いの特性だと思われます。

ただ、大事な立体感はどうなんでしょうか。
小さなもの、近くの物を大きく撮れるマクロレンズに必要なことは、
「今、すぐ目の前にその被写体がある」かのような立体感だと思います。

この立体感を表現するために、ボケ味に注目する撮影者も多いでしょうし、
階調表現に注目する人も多いでしょう。
実は私は、階調派。実像を如何に立体的に見せてくれるかが、第一の条件と思っています。
そこで、このレンズを知るためにある被写体…ちょっと難しい被写体で実験してみました。


アップロード画像

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カメラ:
ニコン D3
焦点距離:
60.0 mm
フラッシュ:
No Flash
撮影モード:
Aperture-priority AE
シャッタースピード:
1/13秒
絞り数値:
F4.0
露光補正量:
+0.7EV
ISO感度:
200
ホワイトバランス:
Auto


幕末~明治頃の布袋様の置物です。
それをスカイブルーのガラステーブルに置き、屋内にて自然光で撮影してみました。

立体感はよく出ていると思います。AF Micro-Nikkor 60mm f/2.8Dに比べると
クリアな感じがグッと上がっていると感じます。
しかし、被写体やライディングの問題でしょうか、やや淡白な印象とボケ味が急すぎて
少々雑な印象があります。それに周辺にほんの少しですが、ボケが流れているように
思います。

アップロード画像

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フラッシュ:
Unknown (0x7f41)


ほんの少しなので、条件次第で微妙ですが…


同じ露出で後ろ姿の「色」がある方を、少々寄って撮影。

アップロード画像

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カメラ:
ニコン D3
焦点距離:
60.0 mm
フラッシュ:
No Flash
撮影モード:
Aperture-priority AE
シャッタースピード:
1/25秒
絞り数値:
F4.0
ISO感度:
200
ホワイトバランス:
Auto


いい立体感だと感じます。
盛り上り光沢とツヤのある色付けの所の立体感と色のヌケがすごいです。
しげしげと見てしまいますが、相変わらず少々ボケが急すぎてちょっと邪魔。
それに、背景と被写体が「補色」の関係に近いため、ぶつかり合っているようにも思えます。


アップロード画像

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カメラ:
ニコン D3
焦点距離:
60.0 mm
フラッシュ:
No Flash
撮影モード:
Aperture-priority AE
シャッタースピード:
0.8秒
絞り数値:
F8.0
ISO感度:
200
ホワイトバランス:
Auto


8.0まで絞ると頭周りに綺麗にピントが合い、派手な装飾、渋い質感クッキリと浮き出ます。
当然ぼけている場所は少なくなりますが、自然なボケ味で好感がもてます。
拡大時のクローズアップが楽しくて、シゲシゲ見てしまいます。
悪戯に絞りを開けてボケを多発しても、けっして意図通りの写真になるとは限らないです。
特に、ナノクリスタルコートは、被写体をボケで隠してしまうのはもったいない、
描写力を一層発揮させるべきで、そこでこそ立体感と質感を表現出来るように感じます。


アップロード画像

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カメラ:
ニコン D3
焦点距離:
105.0 mm
フラッシュ:
No Flash
撮影モード:
Aperture-priority AE
シャッタースピード:
1/5秒
絞り数値:
F4.0
露光補正量:
+0.7EV
ISO感度:
200
ホワイトバランス:
Auto


これは、隠れた名レンズAi Micro Nikkor 105mm F4 で撮ったものです。
焦点距離や開放値などまったくAF-S Micro NIKKOR 60mm f/2.8G EDと
違いますから、単純な比較はできません。
それに、周辺の流れなどはAF-S Micro NIKKOR 60mm と比較にならないほど多いです。
でも、立体感と質感は負けていないと思うのです。
昨今、絞り値が小さいほうが、ボケをたくさん作れて良いような風潮に
ちょっと抵抗してみたくなりました。


ボケを作るのではなく、合焦しているところで立体感を作るのが大事だと
思うのですが、そこではナノクリスタルコートのこのレンズは、どんな条件下でも
最高の絵作りのパートナーとなってくれると思います。
そしてボケは後でついて来ると思うのです。


おわり

コメント(1,000文字以内)

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C級サラリーマン
Keichi様

まさに一生モノ、価格性能用途、どの点からもお薦めです。
もしもレンズを一本しか持てないという究極の条件なら、
この一本で、接写から遠景まで、風景からポートレートまで
全部使えることからも、このレンズになると思います。
ちなみに、中古店で試し撮りをさせてもらって買うのがお得です!
コメントありがとうございました。

2013年01月05日 12:16

Keichi(休止中)
参考になりました。
このレンズは、D600のセミナーで
藤井プロがお勧めレンズと言っていました。
ナノクリの中では一番安いようですね。

2013年01月05日 09:27

C級サラリーマン
kazu-y様

まさに万能レンズの鑑だと思います。
お散歩に最適だと思います。
ボケのコントロールが難しい面もありますが、
ありのままをしっかり残せる、最高の性能を持っているレンズでもあります。
私は実はこのレンズで夕日・夕焼けを撮りたいのですが、
なかなかその機会に恵まれません…
きっといい絵が撮れると思っています。
コメントありがとうございました。

2012年10月03日 10:56

kazu-y
標準レンズで使ってます。
本当に完璧な写りのレンズですね。
マイクロレンズとしての使用は少ないですが、本当に気に入ってます。

2012年10月03日 08:53

C級サラリーマン
パプ様

コメントありがとうございます。恐縮です。
60mmはお散歩レンズとしても使いやすいですね。
マイクロレンズはいろいろな絞りを試したほうが絶対にいいですし、
レンズの特性も変わってくるでしょうから、
全然違った作品になることもあると思います。
マイクロレンズは、撮影条件による変化が大きいので、
一期一会で何があるか分からない、期待と不安が楽しいですね。

2012年08月19日 20:16

パプ
自分はまだ初心者で細かな機微は微妙に難しいのですが、大変参考になりました^^
自分もこのレンズは大好きで万能レンズと思っています。つい先日までD5100(DX)しか持って今買ったので換算90mmになり使いやすかったのですが、800を買いFXで使うと、やや広角的な感じがしたのと最短撮影距離がもう少しあった方が使いやすく感じ、105microを注文したところです。最近出番が減った60ですが、テーブルフォトや狭い場所では使いやすく、この作品拝見して改めて絞り気味で使ってみようと思いました・・大変ありがとうございました^^

2012年08月19日 12:18

C級サラリーマン
kidlink様

コメントありがとうございます。
仰る通り105mmもたいへん良いレンズで、シットリとした色合いの再現では
抜群の相性を示します。
倍率が1:2と控え目で静物限定ですが…
ピントがとっても合わせにくいです。
ニコンはマウントが変わっていないので、新旧レンズの選択肢がたくさん
あって楽しいですね。

2012年08月18日 16:57

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