「世界級リゾートへ、ようこそ。山の信州」フォトコンテスト 秋・冬 「癒し・アウトドア」部門 選者:秦達夫・萩原史郎・小松永門・熊谷晃

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厳寒し過ぎる黎明時
カメラ:ニコン D850  レンズ:ニコン AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8G ED  撮影地:上高地 大正池

グランプリ

厳寒し過ぎる黎明時
作者:しょうなんしろうさん (神奈川県・67歳)

【講評/秦達夫】
静寂に支配された大正池。夏とは全く別の表情を捉える事ができましたね。月夜でありながら夜を感じさせない作風も好印象でした。厳しい環境の厳冬の上高地ですが厳しさよりも美しさが勝る作品です。ここまで辿り着くのも一苦労だったと思います。その甲斐があって良いシーンを撮影することが出来たと思います。信州の冬ならではの表情を写し出した作品です。

【講評/萩原史郎】
極寒の色を奏でる上高地。常人ならそこにいるだけでも酷な状況ですが、作者が求めていたものはまさにこの場面。蒼い色、繊細な霧氷、華麗な月。それらを包み込む堂々たる山容の焼岳。風景写真のエッセンスが詰め込まれた作品であり、長野県の美しさを象徴する作品と言っても良いでしょう。寒さなど忘れ、心はこの願ってもない風景に癒されながら、無心にシャッターを切っていたのではないかと想像します。

【講評/小松永門】
厳しい冬が始まった上高地の、凛とした美しさを素晴らしく表現できています。冬の険しい上高地での撮影はご苦労されたのではないかと思います。冬の長野の良さが伝わって来る作品だと思います。

【講評/熊谷晃】
本作品は、一見すると冷たく厳しい雪と氷の世界という印象を受けますが、一筋の月明かりが良いアクセントとなり、色のないはずの世界に神秘的な広がりを感じられ、さらには月明かりが反射する湖面にホッとさえさせられる、そんな素晴らしい作品だと思います。普段なかなか見ることが出来ない信州の厳冬の一面。写真を見るだけで、撮影者の苦労も推し量れます。

秋のパノラマ
カメラ:ニコン D750  レンズ:SAMYANG 14mm F2.8 ED AS IF UMC  撮影地:長野県 八ヶ岳 白駒の池

準グランプリ

秋のパノラマ
作者:ShioKohさん (長野県・20歳)

【講評/秦達夫】
奥行きを活かした構図が素晴らしいと思います。前景のボートやツツジの紅葉を画面の端に配置することで奥行きを強調しているのです。しかも、湖面に映るうろこ雲がサンドイッチ効果を生み出し空間の広がりを印象付けています。構図の良さにタイミングの良さが加わり信州の秋の一面を的確に捉えた作品です。

【講評/萩原史郎】
白駒の池は秋の風景写真のメッカと言える場所。青苔荘前のボート乗り場から望む風景は代表的なものです。彼女が熱心にレンズを向けている風景はまさにそれで、カメラには美しい紅葉と水の風景が写っていることでしょう。対岸には焼失し新築された白駒荘も見えますが、この美しい構図にはいくつもの物語が込められています。

【講評/小松永門】
夕焼けで少し赤みがかった雲が八ヶ岳の白駒の池に見事に映りこんでいますね。山の紅葉の美しさが伝わってくる良い作品だと思います。

【講評/熊谷晃】
木々の紅葉と、湖に映る雲のコントラストが素敵な作品だと思いました。夏の白駒の池も綺麗ですが、秋の紅葉の時期も素晴らしいものがあります。カメラを構えている方を被写体とすることで、この場に立って、この素晴らしい景色を写真に収めたいと、そんな気持ちにさせてくれる作品です。

冬の入り口
カメラ:Apple iPhone X  レンズ:−  撮影地:長野県松本市松本空港

準グランプリ

冬の入り口
作者:desbossさん (長野県)

【講評/秦達夫】
着陸態勢に入っている飛行機を眺める少年の後ろ姿が印象的です。関東圏にいると飛行機で信州に出向く発想はないと思いますが新千歳・伊丹・福岡なら飛行機での来信が可能です。そんな事を思い起こさせてくれる作品です。それから少年の足下の矢印が「行くの?戻るの?」と暗示しているようで旅をしている時の迷いなどを表しているようで好きです。

【講評/萩原史郎】
上空を滑空する飛行機を少年が見上げています。松本空港へ離着陸する飛行機の数は多くはないと思いますが、そんな数少ない光景に出くわした少年の心は飛行機にくぎ付けになったようです。その瞬間を的確な構図に収めました。彩雲は少年の心の投影像かもしれませんね。

【講評/小松永門】
夕焼けで地面が橙色に染まって、松本空港に飛行機が着陸してくる、その一瞬を捉えました。長野の自然風景と、飛行機という組み合わせが意外性のある作品だと思います。

【講評/熊谷晃】
長野県唯一の飛行場である松本空港。見上げる少年と取り巻く秋色、そして、飛行機と透き通るような空と山の青。これらの色の対比がとても素敵な作品だと思います。信州へは、自動車か鉄道というイメージがあると思いますが、松本空港に発着する飛行機の窓からは、アルプスの山々の雄大な姿を近くに見ることができ、その景色は圧巻です。

紅葉の星空ツーリング
カメラ:ニコン D610  レンズ:SAMYANG 14mm f/2.8 IF ED UMC Aspherical  レタッチ:Nikon Capture NX-Dにて、露出、彩度、コントラストなどを調整  撮影地:長野県大町市小熊山

入選

紅葉の星空ツーリング
作者:緑の調律師さん (長野県・34歳)

【講評/萩原史郎】
演出によるものだと思います。構想から撮影まで計算通りに進んだかどうかは自然相手ですから想像の範囲を超えますが、結果としては見ごたえのあるものになっています。縦構図にすることで星空の高さを十分に出したアイディアが功を奏しています。

白くなってきて
カメラ:キヤノン EOS 6D  レンズ:キヤノン EF24-70mm F2.8L II USM  レタッチ:DPPで現像後Photoshop CSにて明るさを調整  撮影地:戸隠 鏡池

入選

白くなってきて
作者:evoⅧMRさん (長野県)

【講評/萩原史郎】
多くの写真家がレンズを向ける錦秋を過ぎ、山は晩秋から初冬の風情を醸していますが、ドラマチックな光が差し霧が棚引くことで、特別な風景となりました。それを16:9の横長構図で捉えることによって絵巻物のような味わいを加え完成させた腕前は確かなものです。

七色の阿寺渓谷
カメラ:DJI FC2103  レンズ:−  撮影地:長野県木曽郡大桑村

入選

七色の阿寺渓谷
作者:古庄 龍太郎さん (長野県)

【講評/萩原史郎】
美しい! これ以上の評価は必要としないほどの色とりどりの美しさに満ちた写真です。阿寺ブルーと呼ばれる水の色を、これほど端的に表現した写真も数少ないのではないかと思います。水の流れを対角線方向に使った構図もお見事です。

雨天の救世主
カメラ:ソニー α7R II  レンズ:ソニー Vario-Tessar T* FE 16-35mm F4 ZA OSS  レタッチ:Lightroomにて明瞭度、かすみ除去調整   撮影地:長野県北安曇郡白馬村 八方池

入選

雨天の救世主
作者:植原 諒さん (長野県)

【講評/萩原史郎】
ダブルレインボーがかかる白馬の山。直前までは雨に降られ、さぞや気持ちも凹んでいたと想像しますが、起死回生の一枚になりましたね。左下に岩、中央に虹、右奥に雲を配した構図は、この場面をこれ以上ないほど的確に表現しています。短時間の勝負で焦りもあったはずですが、よくぞ撮り切ったと思います。

山のうえの音楽会
カメラ:オリンパス OLYMPUS OM-D E-M5  レンズ:オリンパス M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO  撮影地:長野県諏訪郡原村 赤岳

入選

山のうえの音楽会
作者:bianco_orzoさん (長野県)

【講評/萩原史郎】
眼下は恐ろしいほど峻険な岩場ですが、音を奏でる3人の表情は穏やかそのもの。まさに癒しの空間がここにあります。いったいどんなメロディーがこの空間にあるのか、一緒にこの場にいたい、そんな気持ちにさせてくれる作品です。


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