アドビ「Lightroom」「Photoshop」を使ってあなたらしい物語を写真で表現する「“その一枚を物語に”フォトコンテスト・テーマ:爽」に入賞し取材対応いただいた15作品のRAW現像・画像編集のレシピを大公開! 作者の皆さんが作品を仕上げるのに、どんな意図で、どんなテクニックを駆使したかを、Before/Afterから読み解いていきましょう。入賞作品作者の思考と現像・画像編集テクニックを学べば、あなたの作品表現の引き出しはもっと広がるはずです。[取材・執筆:吉田浩章](提供:アドビ)
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この作品に対しては[基本補正]内のパラメーターで、ほぼイメージに近づけることができました。ただ、自分の感じたプールの色の濃さや明るさにより近づけるためには[HSL]が重要で、大きな役割を果たしています。なお、自分の手の影が映ってしまったのでトリミングも行っています。
色温度:5000
露光量:+0.2
コントラスト:+10
ハイライト:+20
明瞭度:−20
かすみの除去:+10
自然な彩度:+20
トーンカーブ:緩いS字状
HSL/彩度:アクア:+20
HSL/輝度:アクア:+10、ブルー:+5
息子の子供会の夏休み行事で行ったプールで、一緒に連れて行った娘を撮りました。今年の夏は暑い日が続き、子供たちも毎日のように水遊びをしたがっていましたが、この日は思う存分水遊びが出来てとても楽しく過ごせたようです。夏の良い思い出になった一日でした。
プールの青色と太陽の光でキラキラ煌めく水面が綺麗だったので、それを大きく切り取ることを考えました。それだけだと物足りないので遊んでいる娘も取り入れてみました。プールサイドから腕を目一杯上にあげ、バリアングルモニターを見ながら構図を作っています。
撮ったままの状態では青色と煌めきが、自分が見た時の印象より弱い気がしたのでそれを強調するように調整しました。自分の意図としてはプールが主題なのですが、調整してみると娘の印象が強くなったので、写真を反転してプールの印象が強くなるようにしています。
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作者:mazuyaさん
プールの色や煌めきがテーマでしたが、調整すると娘の印象が強くなったので、プールを主題とするために上下を反転しています。