アドビ「Lightroom」「Photoshop」を使ってあなたらしい物語を写真で表現する「“その一枚を物語に”フォトコンテスト・テーマ:爽」に入賞し取材対応いただいた15作品のRAW現像・画像編集のレシピを大公開! 作者の皆さんが作品を仕上げるのに、どんな意図で、どんなテクニックを駆使したかを、Before/Afterから読み解いていきましょう。入賞作品作者の思考と現像・画像編集テクニックを学べば、あなたの作品表現の引き出しはもっと広がるはずです。[取材・執筆:吉田浩章](提供:アドビ)
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明るく華やかに仕上げるために[露光量]と[シャドウ]をプラスに調整しています。また、メリハリをつけるために[コントラスト]を強めた上で、明部の階調を出すために[ハイライト]を、逆に暗部を締めるために[黒レベル]を調整しています。なお、写真の左下に余分なものが写り込んでいたため、わずかにトリミングも行っています。
露光量:+1.40
コントラスト:+38
ハイライト:ー51
シャドウ:+100
黒レベル:-16
[切り抜きツール]にてトリミング
カナダのケベック旧市街はユネスコの世界文化遺産にも登録されている美しい街です。そんな街の中で素敵なシーンはないかと、休日には時々カメラを持って出かけています。プチ・シャンプレン地区の傘アートは偶然に見つけたのですが、その時は生憎の曇天。お天気の良い日を選んで再訪しました。
観光客も地元住民も多く訪れる地区なので、人を入れないように下から見上げるような構図を考えました。流れる川のような傘の連続感や咲く花、周りの建物など、なるべくたくさんの要素を入れようと広角レンズで撮影。太陽の光条をすっきり長く入れたいとの思いから絞り値も上げています。
夏の旧市街には街のあちらこちらに花が植えられますが、そこに傘のアートも加わり、いっそう華やかです。北国の短い夏の賑わいを表現しようと、華やかさ、爽やかさ、夏の喜び、をイメージして仕上げています。盛り沢山のケベックの夏の要素を一枚に盛り込めたかなと思います。
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作者:季節の色さん
自己流でPhotoshop Elements(Camera Raw) を使っていましたが、このコンテストで他の方々の技法を見ることができ、勉強になりました。